はじめによんでね!:非正統的周辺参加版
討論の作法
Mode of discussion
解説:池田光穂
1. 立場に一貫性がある。
2. 主要な論点が明確である。
3. 主要論点がそれぞれの立場を網羅している。
4. 主要な論点が論拠と証拠に裏付けられている。
5. 相手の議論に対して正しく反論し、相手からの反論に対して正しく反駁している。
6. 相手からの質問に対して効果的に返答している。
7. つまり論理的に説得力のある議論(福島真人師範による)
「「討論の作法」のあらゆる意味でのエッセンスとは、即ち討議とは重層的な対話であり、その基本精神は、 自らの言説については、そのよってたつ根拠と推論の形式を常に明らかにし、他者の言説に対しては、それを注意深く扱いつつ、肯定できる部分は受け入れ、否 定すべきあるいは批判すべき部分については、その根拠を明らかにしつつ批判するという態度である。そしてこの作法以外の余計な社会的拘束を出来るだけ排除 するということである」。(福島真人「早池峰、ガラパゴス、ユルゲン・ハバーマス」p.62,1991)