論文・レポートに使われる表記用語集
Notational rules of
Academic Papers
The Roaster, 1938 by Picasso
解説 池田光穂
. |
ピリオド(period)、ドット(dot) |
, |
コンマ(comma) |
; |
セミコロン(semicolon)
セミコロン:「これは一口に言えばコンマの親玉で、コ ンマより強く、ピリオドより弱く区切りをつけたいときに使う」(木下 1994:234)。 |
: |
コロン(colon)
コロン:「コンマより強く、セミコロンよりは弱い区切 り記号」(木下 1994:234) まとめると、強いほうから順に、.>;>:>,となります。 |
- |
ハイフン(hyphen) |
— |
ダッシ、ダッシュ、ダーシ(dash) |
…… |
リーダー(leader) |
( ) |
丸カッコ、パーレン(parenthesis) |
[ ] |
角カッコ、ブラケット(brackets) |
{ } |
ブレース(braces) |
〈 〉 |
山カッコ、ギュメ(guillemet)
アングル・ブラケット(angles bracket) アングルブラケットはしばしば不等号式すなわち<>で 代替されることがありますが、文章の美的形式からみると正式表記〈〉をおすすめします。 |
" " ' ' “ ” |
クォーテション・マーク(quotation marks)
口頭で表現する時には両脇をあげて手の人差し指と中指 をカニさんのようにして二度折り曲げる表現(ジェスチャー)をします。その場合は、引用のニュアンスあるいは卑語を直接指示したい時の〈いわゆる〉という ことの発話者の意思表現に使います。このことが転じて、現代日本でも「」(カギカッコ)のニュアンスをもつジェスチャーとして利用されます。 |
「 」 |
カギカッコ |
『 』 |
二重カギカッコ |
・ |
なかてん、なかぐろ |
* |
アスタリスク(asterisk)あるいは、星印
アステリスクの語源はアスター(aster)ギリシャ 語で星の意味であり、ラテン語ではキク科の[その名も]アスター属の名称になっています。日本語の発音ではアステリスクでも通用します。 |
$ |
ドル・マーク、ドル記号。
ドル・マークは和製英語です。英語ではダラー・サイン (dollar sign)あるいはダラー・マーク(dollar mark)と言わないと理解してくれません。 |
| |
(現在調査中:可能な表現は、たてせん) |
【 】 |
(現在調査中:可能な表現は、太いパーレン、外が四角のパーレン) |
《 》 |
(現在調査中:可能な表現は、二重山カッコ、ダブル・アングル・ブラケット |
【文献】