実践共同体テーゼ・十全的参加テーゼ
02 正統的周辺性の曖昧な潜在力
「正統的周辺性というのは、権力関係を含んだ社会構造に 関係している複雑 な概念である。……正統的周辺性は権力のもとであると同時に、無力さのもと であり、実践共同体間での結合と相互交流を喚起するとともに、阻止もする、 というところなのである。正統的周辺性のこのあいまいな潜在力こそが、この 概念が通常は関係しているとは認められないような諸関係の結び目(a nexus of relations)に近づくためのかなめになる役割を反映している」(p.11)。
文献: 状況に埋め込まれた学習 : 正統的周辺参加 / ジーン・レイヴ, エティエンヌ ・ウェンガー著 ; 佐伯胖訳<ジョウキョウ ニ ウメコマレタ ガクシュウ : セ イトウテキ シュウヘン サンカ>. -- (BN09930787) 東京 : 産業図書, 1993.11 27, 203p ; 20cm 注記: 解説: 福島真人 ; 文献: p118-121, p176-181 ISBN: 4782800843 別タイトル: Situated learning : Legitimate peripheral participation 著者標目: Lave, Jean ; Wenger, Etienne, 1952- ; 佐伯, 胖(1939-)<サエ キ, ユタカ>
Situated learning : legitimate peripheral participation / Jean Lave, E tienne Wenger. -- (BA13636737) Cambridge [England] ; New York : Cambridge University Press, 1991 138 p. ; 24 cm. -- (Learning in doing : social, cognitive, and compu tational perspectives) -- : hard;: pbk 注記: Bibliography: p. 125-129 ; Includes index ISBN: 0521413087(: hard) ; 0521423740(: pbk) 著者標目: Lave, Jean ; Wenger, Etienne, 1952-
弁士:池田光穂
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