臨床コミュニケーション入門
《第1回》
オリエンテーション,自己紹介
講義目的
1. 臨床コミュニケーションという人間活動に関する基本的な考え方について理解する。
2. さまざまなタイプの臨床コミュニケーションがもつ可能性と限界について理解する。
3. 臨床コミュニケーションに関する「知」に基づいて、日常生活におけるさまざまなコミュニケーション不全(ディスコミュ ニケーション)を発見し、具体的な解決方法を見いだすことができる。
講義内容
(全体の期間を通して)
授業の前半は、臨床コミュニケーションに関する概略を学びます。毎回さまざまなタイプの臨床コミュニケーションについて特 色を明らかにし、それらの可能性と限界について学習します。後半は、前半の授業で示された臨床コミュニケーションのタイプ の中から、受講者の日常生活の中から身近な事例を採集し集積ものを、いくつかのカテゴリーにわけ分類します。そして、いく つかの判断基準にもとづいて典型的な事例をグループディスカッション形式で検討した上で、発表会をおこないます。事例の収 集に関する技法の他に、分析手法や研究調査の倫理などについても同時に学びます。
(第1回目の授業では……)
各人が自己紹介をおこない、それぞれが臨床コミュニケーションを受講する動機や、この授業を受ける際の抱負について語ります。また、各講師は、この授業についてそれぞれの担当する講義[あるいは講義内の実習を通して]「なにを、どこまで、明らかにするのか」について説明します。
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