臨床コミュニケーション入門
《第13回》
グループワーク
講義目的
寛容とはなにか? 寛容に対しては明確な理論的定義を与えることは可能である。しかし、寛容の現実はさまざまな事例にみられるように著しく多様である。寛容について事例に則してみながら考えてみよう。
講義内容
キーワード:ゼロトレランス、宗教的寛容概念
[課題]
寛容を考えるにあたって、下記の実例題材を読む。その後、なるべく複数の態度や回答を出し合い、議論した上で、「寛容の限界とはなにか」を考える。このことから、人と人が関係するさまざまな場面における寛容について、自分自身の経験や行動から、議論をして発表する。
[時間配分]
20分 オリエンテーション・ミニレクチャー
40分 ペアワーク
15分 任意数のグループから発表
15分 全体討論とまとめ
[題材]
1. 日本におけるゼロトレランス指導(朝日新聞、2007年1月14日から)
2. アメリカ合衆国におけるゼロトレランスの指導(ニューヨークタイムズ紙、2004年4月1日から)
3. アメリカのゼロトレランスに関するCopley News Service やCrossmyt.comから
4. アメリカ・ペンシルバニア州アーミッシュコミュニティの学校襲撃事件より
注意:このページは中西淑美先生の配付資料を参考に、池田光穂がその要約をしたものです。
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