アーベル夫人
「アーベル夫人がみんなに聞こえるほど大声で不平を言うので、看護スタッフは、彼女を扱いにくい厄介者だと次第に考えはじめた。スタッフはその 患者(アーベル夫人)の見えるところでは、あまり時間をとらないようにした。それだけでなく、彼女の部屋にいる場合、お互いにスタッフは互いに離れている ことで対応した。スタッフたちは誰も彼女に多くの時間がとることがないように、スタッフのローテーションを注意深く組み立てた」(船津衛訳、1981: 471、ただし文章は適宜変えています)。
原出典:ストラウスとグレイザー(Anguish: A case history of a dying trajectory. 1970:109)
引用出典:リンドスミス、ストラウス、デンジン『社会心理学』船津衛訳、恒星社厚生閣出版、1981年(原著の第5版)
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