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人的資本

human capital

池田光穂

人的資本（human capital）あるいはヒューマン・キャピタルとは、各個人個人（ないしは国民＝ネーション）がもつ、知識、経験、技能、後天的に獲得した性質、健康や 身体状態などのことである。社会（ないしは国民）や個々の個人は、そのような個人（後者の場合は「自分」）に、さまざまな投資行為――高等教育への支出や 自分のもつ資質を上げるための費用投下――をおこない、結果的に収入や生活の質をあげたりする（＝投資したものを回収する）。このように、人的資本は、個 人および社会が、投資行為をおこない、個人やひいては社会が得る所得を増大して見返りを得る行為のことを示唆する。

他方、人的資本への投資が、うまくいかないことがあ る。例えば、開発途上国の移民の送出国において医師であったものが、定着した先進国において、看護師の職業を得たとしても、医師になることへの投資に見 合った資本の回収ができないことになり、先行する投資は無駄あるいは非効率的になる。

文献

• Economization of education : human capital, global corporations, skills-based schooling / Joel Spring : hbk. - New York : Routledge , 2015. - (Sociocultural, political, and historical studies in education)
• Human capital / edited by Pedro Teixeira, : set - v. 4. - Abingdon, Oxon : Routledge , 2014. - (Critical concepts in economics)
  

(c)Mitzub'ixi Quq Chi'j. Copy&wright[not rights] 2015

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