・リンクにアクセスした時に、ディレクトリの代 表的なおもて（＝ホームページ）のことを言います。日本ではしばしばアクロニムでHPとも表記されます（岡田さんの文書のもそうなっています）。最近で は、ポータルとかポータルベージと称します（ここでは便宜的にPPと呼びます）。
・しかし、これは狭義には、ディレクトリー記号（/）で示して、かつ .html で表記されるものを称します。なぜなら/以下のindex.htm（マイクロソフト仕様＝拡張子が３文字）あるいはindex.html を省略しても表示されるものをHPと呼びます。従って、以下のURLは表現が異なりますが、同じ画面が見えるはずです。
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/index.html
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/
・したがってホームページは、構造的に定義されるものです。
・しかしながら、他方で、ホームページとはニュアンスを異にして、入り口になるページを、ポータルページといいます。
ポータルページとホームページが一致するページの例として全日空のものがあります
http://www.ana.co.jp/
ここからリンクするものは、さまざまに階層化されたページがあります。例えば「東日本大震災で被災されました皆様へ」は、
http://www.ana.co.jp/topics/notice110314_lp/
といって、このページは、上記のディレクトリーの（定義上は）「ホームページ」にあたります。なぜなら、本当は
http://www.ana.co.jp/topics/notice110314_lp/index.html
でも同じページが指し示されるからです。しかし、このページをANAのホームページを呼ぶ人はいません。でも定義上は、ディレクトリーのHPにはちがいあ りません。
このような混乱をさけるために、「全日空のホームページ」という言う代わりに、我々は「全日空のポータルページ」と呼びます。
http://www.ana.co.jp/
・ポータルは文字通り入り口になり、誰しもが最初に入ってほしいページのことです。
つまりポータルページとは、機能的に定義されるものなのです。
http://www.ajel-jalas.jp/
は「日本ラテンアメリカ学会」のポータルページです

したがって、ある特定のディレクトリの下にある 任意のファイル（html形式）は、通常はウェブページと呼びます。したがって、例として
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/100606LAorz.html
は、上記の２番目の形式のURLで表示されるディレクトリの下にある100606LAorz.htmlのファイルで示される「ウェブページ」ということに なります。このページは上記のHPの定義からいうと、ホームページとは呼ぶことができません。
http://www.ajel-jalas.jp/
である「日本ラテンアメリカ学会」のポータルページからリンクする、
http://www.ajel-jalas.jp/gakkai/index.html
は、http://www.ajel-jalas.jp/gakkai/
のディレクトリー上にあるホームページ（なぜなら構造的に定義できるので）なります。
しかしながら「第32回定期大会の開催」を紹介する
http://www.ajel-jalas.jp/taikai/taikai32.html
は、taikai32.html で示されるウェブページということになります。
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・ここでの便宜的理解をおさらいすると、ホームページは、それぞれのディレクトリーに一つだけあるページで、構造的に定義されるもの。ポータル定義は、そ のサイトの代表的なページで入り口になり、なるべく１つないしは複数（複数のウェブページで言語別に表示されるなど）で入り口を機能的に定義したい場合、 それをポータルページと呼んで区分します。

【ホームページ】ある特定のディレク トリの下に ある index.html で示されるページを、ホームページと呼ぶ。それは構造的に定義されたもの。
【ポータルページ】インターネットで入り口にしたいベージを、ポタールページと呼ぶ。機能的に定義されるために、そして混乱を避けるために、通常はポータ ルページは、構造的にはホームページと同じにしたほうがよい。ポータルページは利用者にそこに誘いたいためのページなのでなるべく１つにしたほうがよい。
【ウェブページ】ある特定のディレクトリの下にある任意のファイル（html形式）を、ウェブページと呼ぶ。ウェブページはいくつあってもかまわない。