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ロードマップの考え方

how to make easily your roadmap

池田光穂

ロードマップ(roadmap)とは、道路地図のこ とではなく、行程表(こうていひょう)——同音異義語の工程表(下図参照)とは異なる——といい、プロジェクトの進行予定を、左から右への時間的推移のも とで、表現し たものである。ロードマップは、関連性を分布で示すダイアグラム(線図)とも、演算論理の進行をまとめたプログラムのフローチャートとも異なり、想定して いるプロジェクトが時系列的にどのように進み、また、各部所で「何をどれだけ行うのか?」に関する責任分担を指し示し、合意形成のためのプロジェクトマネ ジメントのためのツールと考えたほうがよい。

一般に、ロードマップは、エクセルファイル等で、左 から右に時間系列を配し、プロジェクトの時間的経緯を時間で示し、また、それぞれのプロジェクトのセグメントの相互関係を示すものでもある。

下記の図は、筆者が関わった「学会の歴史的資料の公 開をめぐって、著作権者である学会と、資料を保管し、その公開を目論む研究所の間の文書交換」のためのロードーマップの一例を示している。


下記の図は、島根県にある「第二浜田ダム」の建設の 工程表である(出典箇所は別記)。工程表は、ロードマップ的な性格をもちながら、そこで示されているスケジュールはそれぞれの工事過程である。

しかし、それらの施工の進行の概念は、ほぼ同じとし てみてよい。それらの共通性は、時間的スケジュールにしたがって、事物を計画的に成し遂げる、工作する人間(ホモ・ファーベル)の姿である。

図は、浜田第二ダム「ダム概要」(http: //www.dai2hamadadam.jp/excerpt/post-30.html)より、提供されているpdfの作図より着色を取り除いたもの である。


文献


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