フリーエージェント・コミュニティは可能か?
Can we
create and manage the free agent communities?
ダニエル・ピンク氏の『フリーエージェント・ネーション』は、ポスト情報社会における人間の働き方に関する提言としては、なかなか魅力にあふれ ている。
まずは5部仕立て19章からなるインデックスから紹介する。
ピンク,ダニエル(Daniel H. Pink)『フリーエージェント社会の到来—組織に雇われない新しい働き方』池村千秋訳、ダイアモンド社、2014. Free agent nation : the future of working for yourself / Daniel H. Pink, Warner Books (2002)
第1部フリーエージェント時代が幕を開けた
1.組織人間の時代は終わった
2.全米の4人に1人がフリーエージェント!という衝撃
3.デジタル・マルクス主義が蔓延する
第2部 働き方の新たな常識とは?
4.これが新しい労働倫理だ
5.仕事のポートフォリオと分散投資を考える
6.仕事と時間の曖昧な関係
第3部 組織に縛られない生き方もできる
7.人との新しい結びつき方がある
8.利他主義で互いに恩恵を受ける
9.オフィスに代わる「サードプレイス(第3の場所)」
10.フリーエージェントに役立つ新ビジネス
11.「自分サイズ」のライフスタイルをみつけよう
第4部フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるか
12.古い制度と現実のギャップは大きい
13.万年臨時社員の実態と新しい労働運動の始まり
第5部未来の社会はこう変わる
14.「定年退職」は過去のものになった
15.教育はテイラーメードでできるようになる
16.生活空間と仕事場は緩やかに融合していく
17.個人が株式を発行する
18.ジャスト・イン・タイム政治が始まる
19.フリーエージェントで未来は大きく変わる
ブラブラブラ……
■オーガニゼーション・マン(W.H. Whyte, 1956)批判
オーガニゼーション・マン=中年の男性の常勤の管理職について働いている人間像:「悪くない給料とまずまずの年金、そして自分と限りなくよ く似た人たちの住む快適な地域社会にそこそこの家をたててくれる仕事につこうとする」(邦訳書: 7)
ホワイトのオーガニゼーション・マンは、それまでの開拓時代の立志伝中の独立独歩の人間ではなく、高度に組織化された社会(=冷戦後の高度 成長を続ける米国の企業社会がそのモデル)で、うまく動ける人間の存在に着目した。(→日本の戦後のQC運動の指導者が、その精神をうけつぎ、さらに、製 品の品質管理のための人間の管理技術をさらに洗練されたことは、ビジネスモデルの輸入と逆輸入の関係を示して興味深い)
W・H・ホワイト [著] 『組織のなかの人間 : オーガニゼーション・マン』 ; 岡部慶三, 藤永保訳, 上, 下. - 東京
: 創元社 , 1959. - (現代社会科学叢書)/ The organization man / William H. Whyte
Jr., Garden City, N.Y. : Doubleday , c1956. - (Anchor books ; A117)
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リンク
文献
Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099
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