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脳の可塑性の文明論:その可能性と限界

Que faire de notre cerveau ?

池田光穂

カトリーヌ・マラブーCatherine Malabou, 1959- )は、哲学者のなかでも、神経の可塑性の概念をつかって、現代社会や主体 のあり方について批判をしている。その可能性と限界を明らかにするのがこのページの目的である。

章立て

序論 可塑性と柔軟性——脳を意識するために

第1部 可塑性の活動範囲

1.1 決定と自由のあいだ

1.2 「三つ」の可塑性

 1.2.1 発達の可塑性——ニューロンどうしの結合の形成

 1.2.2 調節の可塑性——脳とその歴史

 1.2.3 修復の可能性——脳とその再生

1.3 わたしたちは性能をたかめるうえで選択の可能性をもつのか?

第2部 中央権力の危機

2.1 「大脳=機械」論の終焉

 2.1.1 電話局とコンピュータ

 2.1.2 脳と世界の一致

2.2 ニューロン人間と資本主義の精神

 2.2.1 ネットワーク

 2.2.2 脱局在化

 2.2.3 順応性

2.3 社会からの「離脱」とうつ病——新たな排除の諸形態

第3部 「あなたはあなたのシナプスだ」

3.1「シナプス自己」または「原自己」

3.2「ロスト・イン・トランスレーション」—ニューロンから心へ

3.3 もうひとつの可塑性

 3.3.1 形(フォルム)の発現と消滅

 3.3.2 生命と爆発——ホメオスタシスと自己生成

 3.3.3 十分に検討されたレジリアンス

結論 生物学的オルター・グローバリズムへ向けて

日本語版インタヴュー わたしたちの可塑性をどうするか

文献

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For all undergraduate students!!!, you do not paste but [re]think my message. Remind Wittgenstein's phrase,

"I should not like my writing to spare other people the trouble of thinking. But, if possible, to stimulate someone to thoughts of his own," - Ludwig Wittgenstein

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