Understanding the Skyactive by the Mazda
人見光夫『答えは必ずある:逆境をはね返したマツダの発想力』ダイヤモンド社、2015年をテキストにして、技術革新を通した、企業の成功物語 について考える。
著者の略歴:人見光夫(ひとみ・みつお)[敬称略]マツダ株式会社 常務執行役員(2017年1月1日現在)
1979年東京大学大学院卒業後、東洋工業(現マツダ)に入社。パワートレイン先行開発部長、開発副本部長、本部長を歴任。2014年より常務執行役員と
して、
技術研究所・パワートレイン開発・統合制御システム開発を担当している。会社存続の危機の中、エンジン技術だけで、ハイブリッド車並みの超低燃費を実現す
る過程を綴った『答えは必ずある:逆境をはね返したマツダの発想力』が2015年に出版され話題を呼んだ。
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まず用語集である。
スカイアクティブG:「圧倒的な低燃費と快適な走りの両立を求め、量産ガソリンエンジンとして世界で初めて「14.0」という高圧縮比を実現。 エンジンの効率を大幅に高め、燃費・トルクともに従来比で約15%向上させました。また、低中速トルクを増大させ、実用域での使いやすさも充実。それが、 新世代高効率直噴エンジン「SKYACTIV-G」です」出典:http: //www.mazda.com/ja/innovation/technology/skyactiv/
スカイアクティブD:「ディーゼルエンジンの課題である圧縮比を根本から見直し、世界一の低圧縮比「14.0」を実現させた高効率クリーン ディーゼルエンジン、「SKYACTIV-D」。従来比約20%もの燃費改善を達成するとともに、高効率ターボチャージャーによるスムーズでリニアなレス ポンスと力強い加速、グローバルの排出ガス規制に対応する高クリーン性能をも生み出しています」出典:同上
パワートレイン:「パワートレイン(powertrain)とは、エンジンで作られた回転力を駆動輪へと伝える役割を担っている装置類のこと で、エンジンやクラッチ、トランスミッション(変速機)、プロペラシャフトなどを含む動力伝達装置のこと。駆動装置とも呼ばれる」出典:https: //automotive.ten-navi.com/dictionary/657/
CAE(computer aided engineering)とは:「コンピュータ技術を活用して製品の設計、製造や工程設計の事前検討の支援を行うこと、またはそれを行うツールである。計 算機支援工学とも言われる。製造業などにおける設計の現場では、学術的な色彩のある用語である計算機支援工学という表現は用いられず、構造系の分野では CAEが表現として定着している。他の分野では、CAEに使用する手法であるシミュレーション、コンピュータシミュレーション、数値解析などの用語で呼ば れることもある」(ウィキペディア日本語)https://ja.wikipedia.org/wiki/CAE
Computer-aided engineering (CAE) is the broad usage of computer software to aid in engineering analysis tasks. It includes finite element analysis (FEA), computational fluid dynamics (CFD), multibody dynamics (MBD), and optimization.- https://en.wikipedia.org/wiki/Computer-aided_engineering
CO2規制:自動車に対する排ガス規制は、グローバルな温室効果ガス(=炭酸ガス)の排出規制に由来する。そのため、自動車の排ガス規制も、他 の酸化窒素ガスなどのほかに、CO2の排出も課題になったように思われる。電気自動車や燃料電池自動車はCO2の排出量がゼロであるので、内燃機関の最大 の脅威になっている。
ロードマップ:「企業が将来どのような製品をリリースしていくかという計画を時系列でまとめた図、あるいは表のことである」IT用語辞典: https://goo.gl/vXS257
ヘッドピン:ビジネス用語(比喩)。(ゲームの)ボーリングのピンの配列は10本のピンが正三角形に頂点をプレイヤーにむかってならんでいる。
その頂点を目指してボーリングのボールを投げる(転がす)のが、より多くを倒すことにつながる。そのための先頭のピンがどれであるのかを識別することが重
要だという、ビジネス上の比喩的譬え。
■ビジネス現場の改革に関するエピソード
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