タラソセラピー
Thalassotherapy, Thalassotherapie[仏]
解説:池田光穂
海治療法ともいう。海洋および海岸の環境が病気を治すという考え方にもとづく療法。海岸での生活、海水浴あるい は航海などをおこなう一種の転地療法も兼ねている。18世紀初頭からイングランドを中心として海水浴をはじめとする治療法として始まり、リチャード・ラッ セル(Russel, R.)が海水療法の療養所を開設している。フランスの医師ラ・ボナディエール(La Bonnardiere)が1869年にギリシャ語で海を表わすタラサと治療を合成して造語した。[池田光穂,copyright 1997]
【出典と解説】
ここに収載されている観光学研究に関する語彙集は、長谷政弘 編著『観光学辞典』同文館、1997年に収載された、池田光穂執筆になる用語です。こ の辞書は、小さいながらも、日本における観光研究におけるデ・ファクト・スタンダード(基本とすべき標準)ともいえるものです。観光研究に興味をもたれる 学生は、本体の辞典のほうを是非とも参照してください。
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