かならずよんで ね!

科学ジャーナリストのエド・ヨンの描写法研究

Depiction Technique of Ed Yong, the Science writer

池田光穂

「カリフォルニア大学デイヴイス校では、テラコッ タの壁の建物から、広いブドウ園と夏野菜が豊かに育 っている菜園を見渡すことができる。まるでイタリアのトスカーナの別荘が、アメリカ西部にテレポート されてきたみたいだ。実際は研究所である。ここの研究者たちは母乳の科学的研究に没頭している。彼ら を率いるやブルース・ジャーマンは、小柄な体からエネルギーが満ち溢れているような人物だ。母乳の長所 を賛美する世界コンテストがあったら優勝間違いなしだろう。彼のオフィスで、私は彼と初対面の握手を 交わし、まず、「なぜ母乳に興味が、おありなのですか?」と尋ねた。そして、それから30分たってもまだ、 彼はその答えをとうとうと語り続けていた。ジムのボールに座って弾みながら、手で緩衝材の気泡シート の切れ端をしきりに探んでいる」(エド・ヨン 2017:138)。

■■「母乳はほ乳類による新機軸だ。カモノハシ、セ ンザンコウ、ヒト、カバなど何であろうと、すべての哺乳類 の母親は、自分の体を文字どおり溶かして白い液体を作り、乳首から分泌することによって、赤ちゃ んを養っている。その液体の成分は、2億年の進化で乳児の必要な全栄養もたらすよう微調整され、完成 したのだ。それらの成分には、オリゴ糖という複雑な糖類が含まれる。すべての晴乳類はオリゴ糖を作り 出すが、人間の母親は何らかの理由で、格別バラエティに富んだ種類のオリゴ糖をたっぷりと分泌する ——これまでに科学者が特定したヒトミルクオリゴ糖(HMO)は200 種類を超える。人間の母乳の三 大成分は、多いものから順に乳糖、脂肪、オリゴ糖である。これらは成長中の赤ちゃんのための栄養豊富 なエネルギー源のはずだ。 /ところが、赤ちゃんはオリゴ糖を消化できない」(エド・ヨン 2017:139-140)。

Kleptoplasty という方法で、藻類との共生で栄養を利用する方法で、このウチワミドリガイが「独力」で光合成をするわけじゃない!というか、(もちろん「葉緑体を盗む」 という価値が付加された表現方法への反省を含めて)共生の生存戦略の理解のためには、種(の峻別)中心主義から自由にならないと....

"Kleptoplasty or kleptoplastidy is a symbiotic phenomenon whereby plastids, notably chloroplasts from algae, are sequestered by host organisms. The word is derived from Kleptes (κλέπτης) which is Greek for thief. The alga is eaten normally and partially digested, leaving the plastid intact. The plastids are maintained within the host, temporarily continuing photosynthesis and benefiting the predator.[1] The term was coined in 1990 to describe chloroplast symbiosis" - Kleptoplasty or kleptoplastidy

世 界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる

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まえがき:動物園への旅

1.生きている島々

2.見たいと思った人々

3.体を造るものたち

4.諸条件が適用される

5.病めるときも健やかなときも

6.長いワルツ

7.お互いの成功を保証しあう

8.大きな進歩は速いテンポで

9.微生物アラカルト

10.微生物研究の未来

リンク

文献

その他の情報

Maya_Abeja

Mitzub'ixi Quq Ch'ij, 2018

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