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道徳的ジレンマ解消プロトコル

Moral Dilemma Protocol

池田光穂

道徳的ジレンマに直面したときに、君は、まず次のこ とをよく考えてみよう。

1.なにが問題になっているのかというこ との《因子》——いんし、要因のこと——について考えよう!

そのなかには、因子として、理由、状況、 行為者(誰が?)、原因、責任の帰属、競合する権利、ぶつかりあう理想や解決策、抽象化できる善と悪などを書き出してみよう!

2.問題となっているジレンマの《事実》 に関して、すべて書き上げよう!

3.問題となっていることを《テーゼ》 ——命題文という主語と述語等からなる文章——に書き出そう!

4.問題となっている複数の《テーゼ》= テシスを、重要度に応じて並びかえてみよう!

5.それぞれのジレンマの解消法について 考え、書き出してみよう!——このあたりから一人よりも複数の人と一緒にやったほうがよいアイディアが出てくるはずだ!

6.解決策について考えたこと、話し合っ たことを、文章にまとめた後に、この解決策を第三者——守秘義務に問題がなければ利害関係のない人がよい——にみてもらおう。

7.最終的な判断をくだそう。その際に、 そのような解決策をとったときにおこる、リスクとハザードについて考えておこう。

8.実際におこないつつ、状況をモニター していこう。問題の解決をモラトリアム(先延ばし)にすることよりも、改良しながら、行えるかどうかを判断し、もし、それ以上おこなうことに意義を見いだ さない時には、勇気をもって中断しよう。

9.問題が解消していない場合は、上掲 の、1.〜4.にもどる。

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文献

その他の情報

■クレジット:道徳的ジレンマ解消プロトコル、モラ ル・ディレンマ・ソリューション・プロトコル、道徳的板挟み解消法、道徳的板挟みプロトコル(Moral Dilemma Protocol)


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