かならずよんで ね!

駒井 卓

Taku KOMAI, 1886-1972

池田光穂

駒井 卓(こまい たく、1886年5月9日 - 1972年7月9日)は、動物学者。日本学士院会員。動物遺伝学、動物系統学、進化論を研究。三毛猫にオスが少ないことを発見した。

1886 兵庫県姫路市に生まれる。旧姓・福田。東京高等師範学校卒業後、大阪府立富田林中学校で教諭を務めた

1913 東京帝国大学で動物学を専攻

1917 選科修了。その後、コロンビア大学留学。

1924 2月東京大学 理学博士, Studies on two aberrant ctenophores, Coeloplana and Gastrodes(二種の異状なる櫛水母シロープラナ及びガストロデスの研究)

1925 京都帝国大学、東京帝大兼任教授

1930 生物学叢話 改造社

1931 徳田御稔(1906-1975)が京都帝国大学理学部大学院に入学する(メンターが駒井)。

1932 ダーウヰン伝 改造社 1932(偉人伝全集 第6巻)

1942 日本人を主とした人間の遺伝 創元社 1942

1944 遺伝学叢話 甲鳥書林 1944

1947 東大定年退官;ダーウインの家 創元社 1947(百花文庫)

1948 学士院会員;日本の資料を主とした生物進化学 培風館 1948

1949 国立遺伝学研究所部長;遺伝と家系 北隆館 1949;動物学上著名な日本産動物 甲文社 1949

1950- 最近の生物学 第1-5巻 木原均共編 培風館 1950-55

1952 『ショウジョウバエの遺伝と実験』培風館 1952;人類を主とした遺伝学 培風館 1952(共著)

1953 遺伝学と種の起原 テオドシウス・ドブジャンスキー、高橋隆平共訳 培風館 1953

1956 集団遺伝学 酒井寛一共編 培風館 1956

1959 ダーウィン その生涯と業績 培風館 1959

1963 『遺伝学に基づく生物の進化』 培風館 1963

1966 『人類の遺伝学』培風館

※同書のなかで駒井は優生学の歴史を紹介している。 そして、有害遺伝子頻度の盛衰を計算により、これまでの優生学的介入がいかに実効性と外れ、効果のないものであったのかを主張している(駒井 1966:225-228)——ただし、優生学的な介入そのものは否定していない。

1972 死去(86歳)


+++

Links

リンク

文献

その他の情報

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099