New Academic Calender for all Japanese Universities
4-1-4学年暦あるいは4-1-4 アカデミック・カレンダー(4-1-4 calendar)というのがあります。
普通の大学の授業は、セメスターズ(Semesters)と いう6ヶ月(実際はそれぞれ15週の3ヶ月半)からなる学期を、前期と後期に分けて1年間のあいだに2 回おこなうカレンダーでまわしてきました。セメスターという名称は、年度をまたいで使うメリットがあります。例えば、3セメ、4セメと呼ぶのは、それぞれ 「2学年前期」「2学年後期」のことをさし、大学修学期4年ないしは6年間を、時期を特定することができるからです。この方法は、余裕のあるカリキュラム が組めますが、同時に、科目数を増 やして少人数教育をするのには向いていません。
つぎにクオーターズ(Quarters)というのは 4学期制で、一年間を四期にわけるやり方です。日本では春夏秋冬の本当に4分割(春夏冬の休業を除いて7.5週 X 4 = 年間30 週)します。実際大阪大学でもそれを採用しています。アメリカでは10週間を3つの学期でおこない、同様に年間30週をおこないます。他方、日本の大学の ように本当に4学期すると、たくさんの授業を開講することが可能になるが、その分スケジュールが非常にタイトになります。そのため、4学期制を導入したと ころの多くの教員は、春夏と秋冬をそれぞれひとまとめにし て、以前のセメスターズと同じように前期と後期のスタイルで授業を続けるという「守旧的」行動に出ることが多いですし、実際、我々の身の回りでもそのよう に体験しています。
それに対して、4-1-4 アカデミック・カレンダー(4-1-4 calendar)は、エッカードカレッジ(Eckerd College)、イーロン大学(Elon University)、ウィリアムカレッジ(Williams)、
などのリベラルアーツカレッジやMITなどの有名大学が採用している方法です。これは、セメスターズに似て、年間に15週の授業の学期を2回おこなう
が、その間に1ヶ月間短い授業すなわち4週間4回(0.5単位)ないしは8回(週2コマ、1単位)のショートコースを開設します。アメリカで実際に実践し
て
いるところでは、新春の1月におこなわれ、教員がなかなか他の通常授業では取り扱えないユニークな授業テーマを設けることができます。あるいは、この授業
期
間中は、通常の2単位取得の授業が開講していないために、大学を離れてインターンシップに参加したり、自学自習タイプの授業(演習や各種の体験型のワーク
ショップ授業)を開講することも可能になります。
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Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099
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