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アートとマーケティング

Art and Marketing

池田光穂

アート・マーケティングとは?

アート・ マーケティングとは、企業や製品、サービスに対する認知度や関心を高め、購買意欲を 喚起する体系的なプロセスのことである。アーティストにとっては、単に作品を販売するだけでなく、信頼と権威に基づいた評判を確立し、「観客の心をつかむ ブランドを確立すること」が重要になる。

成功してい るアーティストたちは、マーケティングを利用して、自分たちの提供する作品を伝 え、アートを宣伝し、新たな見込み客を発掘して引き込み、ターゲットとするオーディエンスや現在の顧客との絆を深めている、とこの議論では「解釈」する。

あなたたちが創作する作品は、それぞれ独自の物語を残しているに違いない。あなたたちの課題 は、観客の心を打つ方法でこの物語を共有し、あなたのクリエイティブな世界へと誘うことになり、それがこの議論での「成功」ということになる。

◎芸術の売り方  / ジョアン・シェフ・バーンスタイン著 ; 山本章子訳, 英治出版 , 2007

「クラシック音楽、演劇、オペラといった芸術ビジネ スの市場は縮小する一方だと言う人がいる。余暇の過ごし方の多様化や競争の激化、若者の芸術離れを嘆く人もいる。だが、本当にそうだろうか?今日、多くの 芸術団体が苦境にさらされている元凶は、作品の問題ではなく、マーケティングの不足ではないだろうか。世界には、効果的なマーケティング戦略によって観客 数の劇的増加を実現した団体がいくつもあるのだ。芸術界の人々は芸術の意義を強調したがるが、観客が劇場を訪れるのは、楽しみたいから、わくわくしたいか らだ。芸術の楽しさを取り戻すこと。そのためには、顧客を深く理解し、適切なアプローチで鑑賞を促す必要がある。本書は、基本的・現代的なマーケティング 戦略を活用し、芸術ビジネスを成功に導く効果的な方法を提示する。」https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA83144125

◎フェルメールとそのライバルたち : 絵画市場と画家の戦略  / 小林頼子著, KADOKAWA , 2021

「競合2,000人、流通作品500万点。繁栄と恐 慌、戦争—。オランダ絵画の黄金時代は空前の競争市場だった!名画とマーケット。美術史研究の最前線」https://ci.nii.ac.jp/ncid/BC11002888

 序章 静謐と喧騒 /第1章 浮かぶか、沈むか—一七世紀オランダの絵画市場 /第2章 マーケットと対峙する画家たち /第3章 絵画流通の五つのルート /第4章 風俗画の成立とアート・マーケット /第5章 最盛期のオランダ風俗画家たち /第6章 アート・マーケットのなかのフェルメール /第7章 似ていないが似ている—画家たちの生き残り戦略 /終章 未完のフェルメール

◎レンブラント工房 : 絵画市場を翔けた画家  / 尾崎彰宏著, 講談社 , 1995 . - (講談社選書メチエ, 57)

「17世紀、国際商業都市アムステルダムを中心に美 術市場がひらける。大量生産される絵画、次々に生み出されるコピー。芸術が商品となったとき、誇り高き画家レンブラントが工房経営に求めたものは何か…。 さまざまな証言と資料から「工房」の実態と時代的意味をあぶり出す」https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN13170927

第1章 虚構のなかの事実 /第2章 共生そして競争—レンブラントとリーフェンス /第3章 絵画の栄光とアカデミー /第4章 絵画工場 /第5章 絵画市場の誕生

◎名画の経済学 : 美術市場を支配する経済原理  / ウィリアム・D・グランプ著 ; 藤島泰輔訳, ダイヤモンド社 , 1991

「芸術の美的価値と経済価値は一致するか?「絵画財 テク時代」ついに登場した意欲的探究の書。前代未聞のユニークな論考」https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN06830298

序章 芸術に経済学の光を /1章 芸術と経済学の和解 /2章 美術品の取得 /3章 画家の芸術と仕事 /4章 美術市場 /5章 美術館の経済学 /6章 政府はなぜ芸術を支援するか /7章 政府は芸術を助成すべきか

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For all undergraduate students!!!, you do not paste but [re]think my message. Remind Wittgenstein's phrase,

"I should not like my writing to spare other people the trouble of thinking. But, if possible, to stimulate someone to thoughts of his own," - Ludwig Wittgenstein

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