岡本太郎『アヴァンギャルド芸術』ノート
Avant-garde, by Taro OKAMOTO, 1950
上の映像から。1950年発行の本ですが、大学図書館の収書した管理者のマインドセットがよくわかります。学生たちに本を読んでいただこうとい う精神がゼロどころかマイナス。本を汚すなといっている大学図書館がこのレベルだったわけですから…よくあります。戦後から1960年代ぐらいまでの収書 ではね。他大学でも似たり寄ったり。これが日本の大学レベル。天皇玉璽(印)のノリでしょう——ちなみに、この本は岡本太郎の『アヴァンギャルド芸術』 1950年、美術出版社
この部分で、岡本はなにを宣言したのか? →【この書を希望と信頼をもって若き日本の藝術家達に捧ぐ】「アヴァンギャルド藝術は、もはや是非の問題ではない。こころを通らずに明日の藝術は あり得ない。回避せずこの偉大な二十世紀の業績を乗り超える。それこそ眞の藝術創造でありこれからのアヴァンギャルドである。/足踏みは瞬時を許さない。 尖端的課題に正面から挑み、革命的に飛躍しなければならない」(岡本太郎 1950).
さて、彼はそれに先立つ1948年に自分の作品の画集を出版している。
「avant-garde.
軍隊用語の「前衛」を意味するフランス語で,革新的,前衛的な芸術,またはその立場をとる芸術家たちをいう。
主としてシュルレアリスム,抽象主義,キュビスム,未来派,ダダなどの傾向をさしたが,今日では既成の芸術観念や形式を否定する先端的な芸術の一般的呼称
となった」コトバンク)。「「アバンギャルド」がもともと軍事用語を引用したことからも「何かへの攻撃の先頭に立つ」というような、政治的ニュアンス、挑
戦的な姿勢を示す言葉である(例えば、旧世代に属する芸術、保守的な権威、資本主義体制など、様々なものへの挑戦する姿勢、戦いを挑む気概などを含んでい
るものを指す用語・概念である)」ウィキペディア)
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1.序説
2.抽象芸術の発展
3.ダダとスュールレアリスム
4.結語:アヴァンギャルドの将来(対極主義)
5.アヴァンギャルドの技術
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CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099
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