理趣経全文
「『理趣経』(りしゅきょう)、正式名称『般若波羅蜜多理趣百五十頌』(はんにゃはらみったりしゅひゃくごじゅうじゅ、梵:Prajñāpāramitā-naya-śatapañcaśatikā,プラジュニャーパーラミター・ナヤ・シャタパンチャシャティカー)は、『金剛頂経』十八会の内の第六会にあたる『理趣広経』の略本に相当する密教経典である。主に真言宗各派で読誦される常用経典である。……最もよく読誦されているものは、不空が763年から771年にかけて訳した訳本である。五種類の異訳があり、玄奘訳の『大般若波羅蜜多経・第十会・般若理趣分(理趣分経)』も『理趣経』の異訳と見なされており、玄奘訳の『理趣分経』が最古のテキストである[1]。不空訳の『理趣経』は「般若経」系テキストを原流として、『真実摂経』を編纂したグループが密教経典として発達させたものであると考えられている。後世、真言立川流などの性的な宗教のもととなる憂き目にあったこともある。」ウィキペディア「理趣経」
Prajñāpāramitāsūtra
(sanscrito; devanagari: प्रज्ञा पारमिता, cinese: 般若波羅蜜多經 pinyin Bōrě
bōluómì duō jīng, giapponese 般若経, tibetano ཤེས་རབ་ཕ་རོལ་, coreano: 반야경,
vietnamita: Bát Nhã Ba La Mật Đa) ovvero Sutra della perfezione della
saggezza o Sutra della conoscenza trascendente è il nome dato ad un
insieme di trentotto sutra buddhisti, i più antichi dei quali risalgono
al I secolo a.C.[1] mentre i più tardi arrivano al VII secolo d.C., che
sono, unitamente al Sutra del Loto, al fondamento del Buddhismo
Mahāyāna. -
"Prajñāpāramitā
means "the Perfection of (Transcendent) Wisdom" in Mahāyāna Buddhism.
Prajñāpāramitā refers to this perfected way of seeing the nature of
reality, as well as to a particular body of sutras and to the
personification of the concept in the Bodhisattva known as the "Great
Mother" (Tibetan: Yum Chenmo). The word Prajñāpāramitā combines the
Sanskrit words prajñā "wisdom" with pāramitā "perfection".
Prajñāpāramitā is a central concept in Mahāyāna Buddhism and is
generally associated with the doctrine of emptiness (Shunyata) or 'lack
of Svabhava' (essence) and the works of Nagarjuna. Its practice and
understanding are taken to be indispensable elements of the Bodhisattva
path." - Prajnaparamita
Antonello da Messina - Annunciata, 1476
理趣経の全文
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歸命毘盧遮那佛 みょう びる
しゃな
無染無着眞理趣 むうぜえん
生生値遇無相敎 しょううじょうう
世世持誦不忘念 せえせえい
弘法大師 增法樂
こうぼうだいし ぞうほうらく
大樂金剛 不空眞實 三摩耶經 般若波羅蜜多理趣品
たいらきんこう ふこしんじ さんまやけい
大興善寺三藏沙門大廣智不空奉詔譯
如是我聞 一時薄伽梵
じょしがぶん いっしふぁきゃふぁん
成就殊勝 一切如來 金剛加持 三摩耶智
せいしゅしゅしょう いっせいじょらい
きんこうかち さんまやち
已得一切 如來灌頂 寶冠爲 三界主
いとくいっせい じょらいくぁんでい
ほうくぁんい さんかいしゅ
已證一切 如來一切 智智 瑜伽自在
いしょういっせい じょらいいっせい
ちち ゆきゃしさい
能作一切 如來一切 印平等種種 事業
のうさくいっせい じょらいいっせい
いんぺいとうしょうしょう しぎょう
於無盡 無餘一切 衆生界一切 意願作業
よぶしん ぶよいっせい しゅうせいかい
いっせい いげんさくぎょう
皆悉圓滿 常恆三世一切 時身語意業
かいしってんまん しょうこうさんせいいっせい
ししんぎょいぎょう
金剛大毘盧遮那如來
きんこうたーいひろしゃだじょらい
在於欲界他化 自在天王宮中
さいよよっかい たくぁしさい てんのうきゅうちゅう
一切如來 常所遊處 吉祥稱歎 大摩尼殿
いっせいじょらい しょうそゆうしょ きっしょうしょうたん
たいまじてん
種種閒錯 鈴鐸繒幡 微風搖撃
しょうじょうかんさく れいたくそうばん
びふうようげき
珠鬘瓔珞 半滿月等 而爲莊嚴
しゅまんえいらく はんまんげっとう じいそうげん
與八十倶 胝菩薩衆倶 所謂
よはっしゅうく ちほさっしゅう くそい
金剛手菩薩 摩訶薩
きんこうしゅほさん ばかさ
觀自在菩薩 摩訶薩
くぁんしさいほさん ばかさ
虚空藏菩薩 摩訶薩
きょこうそうほさん ばかさ
金剛拳菩薩 摩訶薩
こんこうけんほさん ばかさ
文殊師利菩薩 摩訶薩
ぶんじゅしりほさん ばかさ
纔發心轉法輪菩薩 摩訶薩
さいはっしんてんぼうりんほさん ばかさ
虚空庫菩薩 摩訶薩
きょこうこほさんばかさ
摧一切魔菩薩 摩訶薩
さいいっせいまほさんばかさ
與如是等 大菩薩衆 恭敬圍繞 而爲説法
よじょしとう たいほさっしゅ きょうけいいじょう じいせっぼう
初中後善 文義巧妙 純一圓滿 淸淨潔白
そちゅうこうせん ぶんぎこうびょう
しゅんにちえんまん せいせいけっぱく
説 一切法淸淨句門 所謂
せいっせいほうせいせいくもん そい
妙適 淸淨句 是菩薩位
びょうてき せいせいく しほさい
慾箭 淸淨句 是菩薩位
よくせん せいせいく しほさい
觸 淸淨句 是菩薩位
しょく せいせいく しほさい
愛縛 淸淨句 是菩薩位
あいはく せいせいく しほさ(い)
一切自在主 淸淨句 是菩薩位
いっせいしさいしゅ せいせいく しほさい
見 淸淨句 是菩薩位
けんせいせいく しほさい
適悅 淸淨句 是菩薩位
てきえっ せいせいく しほさい
愛 淸淨句 是菩薩位
あい せいせいく しほさい
慢 淸淨句 是菩薩位
まん せいせいく しほさい
莊嚴 淸淨句 是菩薩位
そうげん せいせいく しほさ
意滋澤 淸淨句 是菩薩位
いしたく せいせいく しほさい
光明 淸淨句 是菩薩位
こうべい せいせいく しほさい
身樂 淸淨句 是菩薩位
しんらく せいせいく しほさい
色 淸淨句 是菩薩位
しょく せいせいく しほさい
聲淸淨句 是菩薩位
せい せいせいく しほさい
香 淸淨句 是菩薩位
きょう せいせいく しほさい
味 淸淨句 是菩薩位
び せいせいく しほさい
何以故 一切法自 性淸淨故 般若波羅蜜多 淸淨
かいこ いっせいほうし せいせいせいこ
ふぁんじゃはらびた せいせい
金剛手
きんこうしゅ
若有聞此 淸淨出生句 般若理趣
じゅくゆうぶん しせいせいしゅっせいく ふぁんじゃりしゅ
乃至菩提道場 一切蓋障
だーいしほていとうちょう いっせいかいしょう
及煩惱障 法障業障 設廣積習
きゅうはんだつしょう はっしょうげっしょう せっこうせきしゅう
必不墮於 地獄等趣 設作重罪 消滅不難
ひっぷたよ ちぎょくとうしゅ せっさくちょうさい
しょうべっぷなん
若能受持 日日 讀誦 作意思惟 即於現生證
じゃくのうしゅち じつじっとくしょう
さーくいしい そくよけんせいしょう
一切法平等 金剛三摩地 於一切法 皆得自在
いっせいほうへいとう きんこうさんまち
よいっせいほう かいとくしさい
受於無量 適悅歡喜 以十六大 菩薩生
しゅよぶりょう てきえっくぁんぎ
いしゅうりくたい ほさっせい
獲得如來 執金剛位 時薄伽梵
くぁきとくじょらい しゅうきんこうい しふぁきゃふぁん
一切如來 大乘現證 三摩耶
いっせいじょらい たいしょうけんしょう さんまや
一切曼荼羅持 金剛勝薩た
いっせいまんたらち きんこうしょうさった
於三界中 調伏無餘
よさんかいちゅう ちょうふくぶよ
一切義成 就金剛手 菩薩 摩訶薩
いっせいぎせい しゅきんこうしゅ ほさん ばかさ
爲欲重顯 明此義故
いよちょうおん びしぎこ
熙怡微咲 左手作 金剛慢印
きいびしょう さしゅさ きんこうまんにん
右手抽擲 本初 大金剛作 勇進勢
ゆうしゅちゅうてき ほんそ たいきんこうさく ゆうせい
説 大樂金剛 不空三摩耶心
せっ たいらきんこう ふこうさんまやしん
時薄伽梵 毘盧遮那如來 復説 一切如來
しふぁきゃふぁん ひろしゃだじょらい ふせ いっせいじょらい
寂靜法性 現等覺出 生般若理趣
せきせいはっせい けんとうかく しゅっせいふぁんじゃりしゅ
所謂
そい
金剛平等 現等覺 以大菩提 金剛堅固故
きんこうへいとう けんとうかーく いたいほてい
きんこうけんここ
義平等 現等覺 以大菩提 一義利故
ぎへいとう けんとうかーく いたいほてい いちぎりこ
法平等 現等覺 以大菩提 自性淸淨故
ほうへいとう けんとうかーく いたいほてい
しせいせいせいこ
一切業平等 現等覺 以大菩提
いっせいげっぺいとう けんとうかーく いたいほてい
一切分別 無分別性故
いっせいふんべ ぶふんべっせいこ
金剛手
きんこうしゅ
若有聞此 四出生法 讀誦受持 設使現行 無量重罪
じゃくゆうぶんし ししゅっせいほう とくしょうしゅち
せっしけんこう ぶりょうちょうさい
必能超越 一切惡趣
ひつのうちょうえつ いっせいあくしゅ
乃至當坐 菩提道場 速能剋證 無上正覺
だーいしとうさ ほていとうちょう
そくのうこくしょう ぶしょうせいかく
時薄伽梵 如是説已 欲重顯明 此義故
しふぁきゃふぁん じょしせっち
よちょうおんび しいこ
熙怡微咲 持智拳印 説 一切法自 性平等心
きいびしょう ちちけんにん せ いっせいほうし
せいへいとうしん
時調伏難 調釋迦牟尼如來
しちょうふくなん じょうせいきゃぼうちじょらい
復説 一切法平等 最勝出生 般若理趣 所謂
ふせいっせいほうへいとう さいしょうしゅっせい
ふぁんじゃりしゅ そい
欲無戲論 性故瞋 無戲論性
よくぶきろん せいこしん ぶきろんせい
瞋無戲論 性故癡 無戲論性
しんぶきろん せいこち ぶきろんせい
癡無戲論 性故一切法 無戲論性
ちぶきろん せいこいっせいほう ぶきろんせい
一切法 無戲論性故
いっせいほう ぶきろんせいこ
應知般若 波羅蜜多 無戲論性 金剛手
ようちふぁんじゃ はらびた ぶきろんせい きんこうしゅ
若有聞 此理趣受持 讀誦
じゃくゆうぶん しりしゅ しゅち とくしょう
設害三皆 一切有情 不墮惡趣
せっかいさんかい いっせいゆうせい ふだあくしゅ
爲調伏故 疾證無上 正等菩提
いちょうふつこ しっしょうぶしょう せいとうほてい
時金剛手 大菩薩 欲重顯明 此義故
しきんこうしゅ たいほさ よちょうおんび しいこ
持降三世 印
ちこうさんせい いん
以蓮華面 微咲而恕 頻眉猛視
にれんかめん びしょうじと ひんびもうし
利牙出現 住降伏立相 説此金剛 吽迦羅心
りかしゅつげん ちゅうこうふくりっしょう
せっしきんこう うんきゃらしん
時薄伽梵 得自性淸淨 法性如來
ふぁきゃふぁん しせいせい はっせいじょらい
復説 一切法平等
ふせ いっせいほうへいとう
觀自在智 印出生 般若理趣 所謂
くぁんしさいち いんしゅっせい ふぁんじゃりしゅ そい
世閒一切 欲淸淨 故即 一切瞋淸淨
せいかんいっせい よくせいせい こそく
いっせいしんせいせい
世閒一切 垢淸淨 故即 一切罪淸淨
せいかんいっせい こうせいせい こそく
いっせいさいせいせい
世閒一切 法淸淨 故即 一切有情淸淨
せいかんいっせい ほうせいせい こそく
いっせいゆうせいせい
世閒一切 智智淸淨 故即 般若波羅蜜多淸淨
せいかんいっせい ちちせいせい こそく
ふぁんしゃはらびたせいせい
金剛手 若有聞此 理趣受持 讀誦作意思惟
きんこうしゅ じゃくゆうぶんし りしゅしゅち
とくしょうさーくいしい
設住諸慾 猶如蓮華 不爲客塵 諸垢所染
せっちゅうしょよく ゆうじょれんか
ふいかくちん しょこうそぜん
疾證無上 正等菩提 時薄伽梵
しっしょうぶしょう せいとうほてい しふぁきゃふぁん
觀自在 大菩薩 欲重顯明 此義故 熙怡微咲
くぁんしさいほさ よちょうおんび しいこ きいびしょう
作開敷蓮 華勢觀慾不染
さっかいふれん くぁせいくぁんにょく ふぜん
説 一切群生 種種色心
せいっせいきんせい しょうじょうしょくしん
時薄伽梵 一切三界主如來
ふぁきゃふぁん いっせい さんかいしゅじょらい
復説 一切如來 灌頂智藏 般若理趣
ふせ いっせいじょらい くぁんでい ちそうふわんじゃりしゅ
所謂 以灌頂施 故能得 三界法王位
そい いくぁんでいし このうとく さんかいはおうい
義利施故得 一切 意願滿足
ぎりしことく いっせい いげんまんそく
以法施故 得圓滿 一切法
いっはしことくえんまん いっせいほう
資生施故 得身口意 一切安樂
しせいしこ とくしんこうい いっせいあんらく
時虚空藏 大菩薩
しきょこうそう たいほさ
欲重顯明 此義故 熙怡微咲 以金剛實鬘 自繋其首
よちょうおんび しいこ きいびしょう いきんこう
ほうまんしげきしゅ
説 一切灌頂 三摩耶寶心
せいっせいくぁんで さんまやほうしん
時薄伽梵 得一切如來 智印如來
ふぁきゃふぁん とくいっせいじょらい ちいんじょらい
復説 一切如來 智印加持 般若理趣
ふせ いっせいじょらい ちいんかち ふぁんじゃりしゅ
所謂
そい
持一切如來 身印即爲 一切如來身
ちいっせいじょらい しんにんそーくい いっせいじょらいしん
持一切如來 語印即得 一切如來法
ちいっせいじょらい ぎょいんそくとく いっせいじょらいはっ
持一切如來 心印即證 一切如來 三摩地
ちいっせいじょらい しんにん
そくしょういっせいじょらい さんまち
持一切如來 金剛印
ちいっせいじょらい きんこういん
即成就 一切如來 身口意業 最勝悉地
そくせいしゅ いっせいじょらい しんこういぎょう
さいしょうしっち
金剛手 若有聞此 理趣受持
きんこうしゅ じゃくゆうぶんし りしゅしゅち
讀誦作意 思惟得
とくしゅうさーくい しいとく
一切自在
いっせいしさい
一切智智
いっせいちち
一切事業
いっせいしぎょう
一切成就
いっせいせいしゅ
得一切身口意
とくいっせいしんこうい
金剛性 一切悉地 疾證無上 正等菩提
きんこうせいいっせいしっち しっしょうぶしょう
せいとうほてい
時薄伽梵
しふぁきゃふぁん
爲欲重顯 明此義故 熙怡微咲
いよちょうおん びしいこ きいびしょう
持金剛拳 大三摩耶印
ちきんこうけん たいさんまやいん
説此一切 堅固金剛 印悉地 三摩耶 自眞實心
せしいっせい けんこきんこう いんしっち
さんまやししんじっしん
時薄伽梵 一切無戲 論如來
ふぁきゃふぁん いっせいぶき ろんしょらい
復説 轉字輪 般若理趣
ふせ てんしりん ふぁんじゃりしゅ
所謂
そい
諸法空與 無自性相應故
しょほうこうよ ぶしせいしょうようこ
諸法無相 與無相性相應故
じょほうぶしょう よぶしょうせいしょうようこ
諸法無願 與無願性相應故
しょほうぶげん よぶげんせいしょうようこ
諸法光明 般若波羅蜜多 淸淨故
しょほうこうべい ふぁんじゃはらびた せいせいこ
時文殊師利 童眞欲重 顯明此義故
しぶんじゅしり とうしんよちょう おんびしいこ
熙怡微咲
きいびしょう
以自劍揮 斫一切如來
いしけんき しゃくいっせいじょらい
以説此 般若波羅蜜多 最勝心
いせっし ふぁんじゃはらびた さいしょうしん
時薄伽梵 一切如來 入大輪如來
ふぁきゃふぁん いっせいじょらい じゅうたいりんじょらい
復説 入大輪 般若理趣 所謂
ふせ じゅうたいりん ふぁんじゃりしゅ そい
入金剛平等 則入一切如來法輪
じゅうきんこうへいとう そくじゅういっせい じょらいほうりん
入義平等 則入大菩薩輪
じゅうぎへいとう そくじゅうたいほさりん
入一切法平等 則入妙法輪
じゅういっせいほうへいとう そくじゅうびょうほうりん
入一切業平等 則入一切事業輪
じゅういっせいげっぺい そくじゅういっせいしぎょうりん
時纔發心 轉法輪大菩薩
しさいはっしん てんぼうりんたいほさ
欲重顯明 此義故 熙怡微咲
よちょうおんび しいこ きいびしょう
轉金剛輪 説一切金剛 三摩耶心
てんきんこうりん せいっせいきんこう さんまやしん
時薄伽梵 一切如來 種種供養藏
ふぁきゃふぁん いっせいじょらい しょうじょうきょうようそう
廣大儀式如來 復説 一切供養
こうたいぎしょくじょらい ふせ いっせいきょうよう
最勝出生 般若理趣 所謂
さいしょうしゅっせい ふぁんじゃりしゅ そい
發菩提心 則爲於諸 如來廣 大供養
はっぼていしん そーくいよしょ じょらいこう たいきょうよう
救濟一切 衆生則爲 於諸如來 廣大供養
きゅうせいいっせい しょうせいそーくい
よしょじょらい こうたいきょう
受持妙典 則爲於諸 如來廣大供養
しゅちびょうてん そーくいよしょ じょらいこうたいきょうよう
於般若波羅蜜多 受持讀誦 自書敎他
よふぁんじゃはらびた しゅちとくしょ ししょこうた
書思惟修 習種種供養 則爲於諸 如來廣大供養
しょしいしゅう じゅうしょうじょうきょうよう
そーくいよしょ じょらいたいきょうよう
時虚空庫大菩薩
しきょこうこたいほさ
欲重顯明 此義故 熙怡微咲
よちょうおんび しいこ きいびしょう
説此 一切事業 不空三摩耶 一切金剛心
せっし いっせいしぎょう ふこうさんまや
いっせいきんこうしん
時薄伽梵 能調持 智拳如來
ふぁきゃふぁん のうちょうち ちけんじょらい
復説 一切調伏智藏 般若理趣 所謂
ふせ いっせいちょうふくちそう ふぁんじゃりしゅ そい
一切有情 平等故 忿怒平等
いっせいゆうせい へいとうこ ふんとへいとう
一切有情 調伏故 忿怒調伏
いっせいゆうせい ちょうふっこ ふんとちょうふく
一切有情 法性故 忿怒法性
いっせいゆうせい はっせいこ ふんどはっせい
一切有情 金剛性故 忿怒金剛性
いっせいゆうせい きんこうせいこ ふんどきんこうせい
何以故
かいこ
一切有情 調伏則爲 菩提
いっせいゆうせい ちょうふくそーくい ほてい
時 摧一切魔 大菩薩 欲重顯明 此義故
し さいいっせいま たいほさ よちょうおんび しいこ
熙怡微咲 以金剛藥叉 形持金剛牙
きいびしょう いきんこうやきしゃ けいちきんこうか
恐怖 一切如來 已説 金剛忿怒 大咲心
きょうふ いっせいじょらい いせ きんこうふんと
たいしょうしん
時薄伽梵 一切平等 建立如來
ふぁきゃふぁん いっせいへいとう けんりゅうじょらい
復説 一切 法三摩耶 最勝出生 般若理趣
ふせ いっせい ほうさんまや
さいしょうしゅっせい ふぁんじゃりしゅ
所謂
そい
一切平等性故 般若波羅蜜多 平等性
いっせいへいとうせいこ ふぁんじゃはらび たへいとうせい
一切義利性故 般若波羅蜜多 義利性
いっせいぎりせいこ ふぁんじゃはらびた ぎりせい
一切法性故 般若波羅蜜多 法性
いっせいはっせいこ ふぁんじゃはらびた はっせい
一切事業性故 般若波羅蜜多 事業性應知
いっせいしぎょうせいこ
ふぁんじゃはらびた しぎょうせいようち
時金剛手 入一切如來菩薩 三摩耶加持 三摩地
しきんこうしゅ じゅういっせいじょらいほさ
さんまやかち さんまち
説 一切不空 三摩耶心
せ いっせいふこう さんまやしん
時薄伽梵如來
ふぁきゃふぁんじょらい
復説 一切有情加持 般若理趣
ふせ いっせいゆうせいかち ふぁんじゃりしゅ
所謂
そい
一切有情 如來藏 以普賢菩薩 一切我故
いっせいゆうせい じょらいそう
いほけんほさ いっせいがこ
一切有情 金剛藏 以金剛藏 灌頂故
いっせいゆうせい きんこうそう
いきんこうそう くぁんでいこ
一切有情 妙法藏 能轉一切 語言故
いっせいゆうせい びょうはっそう
のうてんいっせい ぎょげんこ
一切有情 羯磨藏 能作所作 性相應故
いっせいゆうせい きゃらまそう
のうさくそさく せいしょうようこ
時 外金剛部 欲重顯明 此義故
し ぐぁいきんこうほう よくちょうけんべい しいこ
作歡喜聲 説金剛 自在自眞實心
さっくぁんぎせい せきんこう しさいししんじっしん
爾時 七母女天 頂禮佛足
じし しちぼじょてん ていれいふそっ
獻鉤召攝 入能殺能成
けんこうちょうしょう じゅうのうさつのうせい
三摩耶 眞實心
さんまや しんじっしん
爾時末度 迦羅天 三兄弟等
じしまど きゃらてん さんけいていとう
親禮佛足
しんれいふそっ
獻自心 眞言
けんししん しんげん
爾時 四姉妹女天
じし ししまいじょてん
獻自心 眞言
けんししん しんげん
時薄伽梵 無量無邊 究竟如來
しふぁきゃふぁん ぶりょうぶへん きょうけいじょらい
爲欲加持 此敎令究 竟圓滿故
いよっかち しこうれいきゅう けいえんまんこ
復説 平等金剛 出生 般若理趣 所謂
ふせ へいとうきんこう しゅっせい ふぁんじゃりしゅ そい
般若波羅蜜多 無量故 一切如來無量
ふぁんじゃはらびた ぶりょうこ いっせいじょらいぶりょう
般若波羅蜜多 無邊故 一切如來無邊
ふぁんじゃはらびた ぶへんこ いっせいじょらいぶへん
一切法 一性故 般若波羅蜜多 一性
いっせいほう いっせいこ ふぁんじゃはらびた いっせい
一切法 究竟故 般若波羅蜜多 究竟
いっせいほう きゅうけいこ ふぁんじゃはらびた きゅうけい
金剛手 若有聞此 理趣
きんこうしゅ じゃくゆうぶんし りしゅ
受持讀誦 思惟其義
しうちとくしょう しいきぎ
彼於佛菩薩行 皆得究竟
ひよふほさっこう かいとくきゅうけい
時薄伽梵 毘盧遮那
しふぁきゃふぁん ひろしゃだ
得一切 祕密法性 無戲論如來
とくいっせい ひびつはっせい ぶきろんじょらい
復説 最勝無 初中後 大樂金剛 不空三摩耶
ふせ さいしょうぶ そちゅうこう
たいらきんこう ふこうさんまや
金剛法性 般若理趣 所謂
きんこうはっせい ふぁんじゃりしゅ そい
菩薩摩訶薩 大慾最勝 成就故 得大樂 最勝成就
ほさんばかさ たいよくさいしょう せいしゅこ
とくたいらく さいしょうせいしゅ
菩薩摩訶薩 得大樂最勝 成就故
ほさんばか とくたいらくさいしょう せいしゅこ
則得一切如來 大菩提 最勝成就
そくとくいっせいじょらい たいほてい さいしょうせいしゅ
菩薩摩訶薩 得一切如來 大菩提 最勝成就故
ほさんばかさ とくいっせいじょらい たいほてい
さいしょう せいしゅこ
則得 一切如來 摧大力魔 最勝成就
そくとく いっせいじょらい さいたいりょくま
さいしょうせいしゅ
菩薩摩訶薩 得一切如來 摧大力魔 最勝成就故
ほさんばかさ とくいっせいじょらい
さいたいりょくま さいしょうせいしゅこ
則得 遍三界 自在主成就
そくとく へんさんかい しさいしゅせいしゅ
菩薩摩訶薩 得遍三界 自在主成就故
ほさんばかさ とくへんさんかい しさいしゅせいしゅこ
則得淨除 無餘界 一切有情 住著流轉
そくとくせいちょ ぶよかい いっせいゆうせい
ちゅうちゃくりゅうてん
以大精進 常處生死
いたいせいしん しゅうそせいし
救攝一切 利益安樂 最勝究竟 皆悉成就
きゅうしょういっせい りえきあんらく
さいしょうきょうけい かいしっせいしゅ
何以故
かいこ
菩薩勝慧者 乃至盡生死
ほさっしょうけいしゃ だいししんせいし
恒作衆生利 而不趣涅槃
こうさくしゅうせいり じふしゅでっぱん
般若及方便 智度悉加持
はんじゃきゅうほうべん ちとしっかち
諸法及諸有 一切皆清浄
しょほうきゅうしょゆう いっせいかいせいせい
欲等調世間 令得浄除故
よくとうちょうせかん れいとくせいちょこ
有頂及惡趣 調伏盡諸有
ゆうていきゅうあくしゅ ちょうふくしんしょゆう
如蓮體本染 不爲垢所染
じょれんていほんぜん ふいこそぜん
諸欲性亦然 不染利群生
しょよくせいえきぜん ふぜんりきんせい
大欲得清浄 大安楽富饒
たいよくとくせいせい たいあんらくふうじょう
三界得自在 能作堅固利
さんかいとくしさい のうさけんこり
金剛手 若有聞此 本初 般若理趣
きんこうしゅ じゃくゆうぶんし ほんそ ふぁんじゃりしゅ
日日晨朝 或誦或聽 彼獲一切 安樂悅意
じっじつしちょう こくしょうこくてい
ひかきいっせい あんらくえっち
大樂金剛 不安三昧 究竟悉地
たいらきんこう ふこうさんまい きゅうけいしっち
現世 獲得一切 法自在悅樂
けんせい くぁきとくいっせい ほうしさいえつらく
以十六大菩薩生 得於如來 執金剛位
いしゅうりくたいほさっせい
とくよじょらい しゅうきんこうい
爾時 一切如來 及持金剛 菩薩摩訶薩
じし いっせいじょらい きょうちきんこう ほさんばかさっ
等皆來 集會欲令 此法不空 無礙速 成就故
とうかいらい しゅくぁいよくれい しほうふこう
ぶかーいそく せいしゅこ
咸共稱讚 金剛手言
かんきょうしょうさん きんこうしゅげん
善哉 善哉 大薩捶 善哉 善哉 大安樂
せんざーいせんざーい たいさった
せんざーいせんざーい たいあんらく
善哉 善哉 摩訶衍 善哉 善哉 大智慧
せんざーいせんざい まかえん
せんざーいせんざーい たいちけい
善能演説 此法敎 金剛修 多羅加持
せんのうえんぜっ しはっこう
きんこうしゅ たらかち
持此最勝 敎王者 一切諸魔 不能壞
ちしさいしょう こうおうしゃ
いっせいしょま ふのうくぁい
得佛菩薩 最勝位 於諸悉地 當不久
とくふほさ さいしょうい
よしょしっち とうふきゅう
一切如來 及菩薩 共作如是 勝説已
いっせいじょらい きゅうほさ
きょうさくじょし しょうせっち
爲令持者 悉成就 皆大歡喜 信受行
いれいちしゃ しせーいしゅ
かいたーいくぁんぎ しんしゅこう
毘盧遮那佛 毘盧遮那佛
ひろーしゃだーふー ひろしゃだふ
毘盧遮那佛 毘盧遮那佛
ひーろーしゃだーふー ひーろーしゃだーふー
毘盧遮那佛 毘盧遮那佛
ひろしゃだふ ひろしゃだふ
毘盧遮那佛 毘盧遮那佛
ひろーしゃだーふー ひろしゃだふ
毘盧遮那佛 毘盧遮那佛
ひーろーしゃだーふー ひろーしゃだー
毘盧遮那佛
ひろーしゃだーふー
我等所修 三昧善 廻向 最上大悉地
がとうしょしゅ えこう
哀愍 攝受願海中 消除 業障證三昧
あいみん しょうじょ
天衆 神祇增威光 當所 權現增法樂
てんじゅ とうしょ
弘法 大師增法樂 三界 萬靈成佛道
こうぼう さんがい
聖朝 安穩增寶壽 天下 安樂興正法
しょうちょう てんげ
護持 大衆除不祥 滅罪 生善成大願
ごじ めつざい
菩提 行願不退轉 引導 三有及法界
ぼだい いんどう
同一性故 入阿字
どういつしょうこ にゅうあじ
http://shingon-kyo.sblo.jp/article/177959268.html