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このページは、カール・シャピロとハル・ヴァリアンの『情報のルール』(邦題:情報経済の鉄則)ついての研究ノートである
1 The Information Economy |
情報経済 |
・デジタル化できるものが情報 ・固定費用は高いが、限界費用は安い ・カスタマーヴァリューで価格が決まる、そのため、知財保護戦略よりも、ヴァリューを高める戦略をとるべし ・アテンションの経済学 ・現代人は情報の氾濫に悩む ・ウェブの価値は即応性にある ・注目するのはライバルだけでなく、関連企業、協力企業、補完企業 ・囲い込み=ロックイン ・乗り換えコストの膨大さに人は尻込む ・収穫逓増、現象 ・クリティカル・マス効果 ・クリティカル・マス目標 ・ひたすらネットワークを広げる戦略 ・ハイテク企業と反トラスト法 |
2 Pricing Information |
情報に値段をつける |
・開発のための固定費がサンクコストになる危険性が大きい現象(不可避) ・マーケティング戦略(56) ・コモディティー情報はうまくまわらない ・コモディティー情報は限りなく市場価格がゼロになる ・差別化戦略 ・コスト・リーダーシップ戦略(=危険なゲーム) ・欲張るな、したたかになれ ・顧客を知る ・価格をつける ・個人別価格(個人別、グループ別) ・価格感度/ネットワーク効果/ロックイン |
3 Versioning Information |
情報にヴァージョンをつける |
・カスタマーヴァリュー ・ハイエンドをつくり、ローエンドをつくる ・情報のバンドリング ・ヴァージョンによる差異 ・印刷にくらべて、オンライン情報を価値化する ・情報財の設定 ・非直線的な価格設定 ・プロモーション価格 |
4 Rights Management |
権利のマネジメント |
・立ち読みやおためしの意味 ・無料サンプル ・知財管理 ・コピーの価格が下がる、配布のスピードアップ→それをビジネスチャンスにせよ ・コピー防止システムはリスクが高い |
5 Recognizing Lock-In |
ロックイン現象を理解する |
・ロックインの分類 ・契約による縛り ・耐久財の導入 ・検索コスト ・ローヤリティ・プログラム ・ロックインサイクル(260) ・いつも乗り換えコストを考えよ ・ロックインにはパターンがある ・明日の投資が、明日の選択肢をきめる(265) |
6 Managing Lock-In |
ロックインをマネージする |
・投資せよ ・外堀を埋めよ ・最大活用せよ ・オープンネス戦略 ・マルチプレイヤー戦略 ・差別価格 ・先発優位 ・ロックインされると交渉力が低下 ・代替調達先や、オープンシステムを考慮せよ ・ブランド選択 ・投資とは、販売における値引きのこと(=ロックインのコスト) ・乗り換えコストを高くするように顧客を導く ・ロックイン後は、顧客に投資させる戦略に変更 ・納入価値の向上は必須 |
7 Networks and Positive Feedback |
ネットワークの正のフィードバック(加速フィードバック) |
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8 Cooperation and Compatibility |
協力と互換性 |
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9 Waging a Standards War |
標準化戦争に突入する |
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10 Information Policy |
情報政策 |
重要な経済学用語
差別価格 |
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バンドリング |
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シグナリング |
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ライセンシング |
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ロックイン |
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ネットワーク型経済 |
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電話産業の歴史 |
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IBM〈対〉司法省 |
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リンク
文献
その他の情報
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