複数のアドレスを含むメールやML送信に関する注意喚起のお知らせ
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情報セキュリティ担当者からのお知らせです。
ご存知のように過去数年間にわたりみなさまメールアドレスに届く迷惑メールの数は増加する一方です。
この理由は、メールの内容に含まれるCC:やメーリ ングリスト(ML)の内容の中に含まれるメールアドレスが傍受され、転売やシェアされていることに起因します。また、最近は、メールのやり取りの経時的な 過去の情報を「引用」する形でのメール送信が普通になっています。また、そのような過去のやり取りを表示を隠す機能のついたメールのアプリの改良もありま すが、実際の電子メールの通信内容には(機密情報や個人のプライバシーに関する)さまざまな情報が含まれています。とりわけ(現在では推奨されていません が)一度に多数の人にメールが過去に送られた場合には、過去の記録(ログ)には複数のメールアドレスなどの個人情報が含まれている場合があります。つま り、ご自身が潔白のつもりでも、知らないうちに、他人の個人情報の漏洩に加担していることもあります。
そのため、メールに含まれる「機密情報や個人のプライバシーに関する情報」の漏洩を防ぐためにCSCDの教員におかれましては、以前から注意喚起されていますが以下のことを、再度、ご確認ください。
(1)メールに返信をする時には、送信ボタンを押す前に、適切な送信先だけに送信するようになっているか確認すること。
(2)不適切な相手や、通信文に通信に関係のない第三者のアドレスが含まれる時は、消去したり、引用を部分的かつ最低限にすること。
(3)事後的にも、不特定多数の人(あるいはML)に送信した時には(実質的に拡散した責任があるので)、削除依頼の投稿を行うこと。
(4)削除依頼のメールを受け取った人は、仮に煩瑣で面倒であっても依頼者の意思を尊重し削除すること——再転送の防止にもなります。
(5)MLなどで、返事の返信先をML以外の個人アドレスを指定している場合は、かならずそのメールアドレスに返信すること。
(6)メッセージが皆無なもの、あるいは不審なメッセージや不適切な内容のメールを受け取った場合は、メールアドレスの宛先が既知のユーザーであっても(とくに添付ファイルなどを)開かないこと。
以上の観点は、マナーや道徳の観点からではなく、正
確に適切な職務を実行するという義務遂行の観点からの注意喚起になります。改善されない場合や、外部からの指摘があった場合は、コンプライアンス違反の可
能性の有無についての職場の調査の対象になりますので、くれぐれもご注意ください。
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文献
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