できれば殺さないかつ必要以上の力を行使しない「兵器」:ジョナサン・モレノ『操作される脳』29
リーサル・ノン=ウェポンは、もちろん『リーサル・ウェポン』(メル・ギブソン主演、リチャード・ドナー監督, 1987年)のパロディ
「グロティウスの原則のなかで、釣り合いについて述べたものはとりわけNLWs[Nonlethal
Weapons/非致死性兵器:引用者] の倫理と関連が深い。もちろん、彼の原則は、戦争それ自体の正当性(Jus ad
bellum/ユス・アド・ベルム)というよりは戦争で許容できる行為(jus in bello
/ユス・イン・ベロ)についてのものである。だから、理論的には、紛争する団体は成功するために必要以上の力を行使してはならないことになる。もっと具体
的に言うなら、最小限の攻撃への応戦として一方的に広汎なダメージを与える権利はないのである。釣り合いの名の下に、非戦闘員を傷つけないように特別の注
意を払わなければならないのだ。これによって巻き添え被害の正当化は除外されるだろう。もちろん、アメリカ南北戦争以来、現代の紛争でよく見られる「総力
戦」という性質の注目すべき点として、社会に含まれるどんな人たちも暴力効から守られてはいないことが挙げられる」(モレノ 2008:314)。
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