「他者の声に耳を傾ける(HARKENING VOICES OF THE OTHER)」というタイトルの分科会での発表。沖縄では、1930年代に盗掘された琉球人埋葬人骨の地域返還運動家と標本を所蔵している大学との間で法 廷論争がおこなわれている。科学の占有する領域が、その発掘の経緯における反倫理性ゆえに地域返還が世界的にはトレンドになっている。科学研究において世 界トップレベルを自負する自然科学研究者が社会的公正性に関する議論において口を紡ぐ「倫理的後進性」について考察する。
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