Tsuyoshi Morioka's Common Sense Business Reform Theory
USJのV字回復の物語
プロローグ 私は奇跡という言葉が好きではありません |
第1章 窮地に立たされたユニバーサル・スタジオ・ジャパン |
第2章 金がない、さあどうする?アイデアを捻り出せ! |
第3章 万策尽きたか!いやまだ情熱という武器がある |
第4章 ターゲットを疑え!取りこぼしていた大きな客層 |
第5章 アイデアは必ずどこかに埋まっている |
第6章 アイデアの神様を呼ぶ方法 |
第7章 新たな挑戦を恐れるな!ハリー・ポッターとUSJの未来 |
エピローグ ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはなぜ攻め続けるのか? |
●アマゾンのレビューから類推する
1)目的を正しく設定する、2)フレームワークで必要条件を絞り込む、3)絞り込んだ条件に当てはまるアイデアをアーカイブから見つけ出す。
マーケティング、アナリティクス、ファイナンス。
テーマの立て直し:映画の再現、再演出という発想から、顧客経験にもとづき、映像フィクションの価値の再創造。リピーターの生産。
「アイディアに降りてきてもらう」という比喩の意味。
イノベーションフレームワークとは「アイデアは漠然と考えるのではなく、発見すべきアイデアの手がかりを見つけ、そこからつきつめて考える」出典はアマゾンレビューより)※これはぢつわ命題化の失敗の典型例でもあるのだが。
イノベーション・フレームワークは、シュンペーター流の定義からいうと、バズワード、ジャンク概念
1)発見すべきアイデアの手がかりのリスト化・ストック化、2)突き詰めて考えるとは、煮詰めるや熟考するというメタファーではなく、ただ、ひたすら関連づけるということだろう。
【本書の魅力】読みやすく、わかりやすく(=猿でもわかる)、わかった気持ちにさせる。ドキュメンタリー性、モリオカ本人の魅力や情熱の定義というのが本書の魅力だろう。だから本書を「本当はUSJの宣伝だ、USJに行きたくなる」というコメントを生産させる。
●現場で悩む
現場で悩むことのの重要性(→日本人の現場信仰が、とんでもないビジネスを生み出せない理由か?)
●消費者目線
モンハンの導入?——つねに、消費者の目線に
●海老電酢(エビデンス)——先生茶化しているのですか?→「はい、そうです」
エビデンスに基づく考察:「ゴールを定め、ゴールと現状を埋めるギャップを数字の根拠をもとに定義し、そのギャップを埋める解決策を考える」出典はアマゾンレビューより)。
●戦略を立てよう
「戦略の重要性、マーケティングの面白さを改めて教えてくれる本」出典はアマゾンレビューより)
人を転職の契機させるだけのインパクトのある本
●自分を追い込むという根性主義はほどほどに(=ここはモリオカメソッドは間違っているいます)
「自分を追い込んだら(そしてよい発想法のレシピがあれば)よい考えが生まれる」という発想。
マーケティングの教科書だと錯認する人がいたら、ミスリードの可能性もある。
サクセスストーリーだと評価する人は「自分にはサクセスがないだろうな」というペシミスティックな人かも?
カンブリア宮殿でも取り上げられた、というのは殺し文句(#香具師談)
TV実録物のドラマ(例:半沢直樹)になるんじゃないか?とイメージを浮かぶ人は、ビジネス成功物語として消費するジャンルを知っている人
1日24時間の使い方がある、という指南を得た人がいる(どのように理解しているのか?)
ビジネス上の数値を、人間の心理(の変動)と解釈する能力
目標は高︎く設定しているのに、途中で挫折しなかったのはなぜ?
●ナラティブ=ストーリーは重要
論理よりもナラティブが活きている本——これは事実
内容はたいしたことがなく、著者の執念がすごいというレビューがある——これは事実。「内容はたいしたことがない」と言う人はナルシスト批判者
計算された戦略がある——これはナラティブ
徹底的なマーケティング(=言い方を変えるとマーケティングへの執念?)——これもナラティブ
役立つとレビューしている人は本当に、役立てているのか?——感動の消費というマーケットの存在——情動に訴えるのは有効な方法
大震災からの克服というストーリーを、レビュアーは気づいていない(読者層の年代や読解レベル)——これは事実
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