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情報の読み方にかんするテーゼ

Thesis for effective reading of "Information"


解説:池田光穂

情報(information)の読み方にかんするテーゼ

0. 情報とは「メッセージの受け手の知識に変化を及ぼすモノ」である(三輪 20035)。

1. あらゆる情報は人間の手を通して加工されたものである。

2. 人間の手を通して加工されたものには、作為/無作為にかかわらず間違いや恣意的な加工がなされてい る危険性がある。

3. 情報の読み手が人間である場合(それがほとんどである)、人間が誤りをおかすことがある存在である 以上、情報の解釈において、常に絶対に正確な解釈が保証されるとはかぎらない。

4. そのような不完全な情報と不完全な人間がおりなす情報の世界があるにも、かかわらず衆人が認める妥 当な解釈、妥当な理解というものが、現実には存在する。

5. 論理的には完璧というものがありえないにもかかわらず、われわれが生きてゆくかぎりにおいて、妥当 な判断を提供する情報というものがあり、われわれもそのような情報に依拠して、それなりの妥当な判断をくだすことができる。

■クレジット:情報の読み方にかんするテーゼ, 知 的生産学入門:情報の読み方とレポートの書き方

■ブルックスの方程式

★情報

情報(Information)は、知らせる力を持つ何かを指す抽象的な概念である。最も根本的なレベルでは、それは感知可能なもの、あるいはそれらの抽象化に対する解釈(おそらく形式 的なもの)に関わる。完全にランダムではない自然過程や、あらゆる媒体における観察可能なパターンは、ある程度の情報を伝達していると言える。デジタル信 号やその他のデータが離散的な記号を用いて情報を伝達するのに対し、アナログ信号、詩、絵画、音楽やその他の音、電流といった他の現象や人工物は、より連 続的な形で情報を伝達する。情報は知識そのものではなく、解釈を通じて表現から導き出される意味である(→「情報人類学」)。

★情報理論

★情報理論:「20世紀半ば、「情報」という言葉は、エントロピーという概念に関連 した新しい意味を獲得しました。1948年、ノーバート・ウィナーの著書 『サイバネティクス、あるいは動物と機械における制御と通信』が刊行され、情報について、物質やエネルギーと並ぶ自然の第三の基礎概念として論じられた。 同時に、クロード・シャノンは、 ハリー・ナイキストとラルフ・ハートリーの考えを発展させ、ビットという概念を情報量の測定単位として導入した。通信チャネルにおける信号伝送の最適化の 問題を検討し、彼は「意味論的側面は技術的な問題とは無関係である」と確信し、独自の通信モデルを提案しました。[9]。ウォーレン・ウィーバー[英語] は、彼らの理論では「情報」という言葉は一般的な意味ではなく、意味の存在を意味しない伝達信号の特性として使用されていることを明確にしている[21] [20] [22]。この用語の理解は、情報処理や情報技術[17]などの概念の基礎となっている。ラース・クォートラップ[デンマーク語] は、シャノンとウィーバーの理論における情報は、客観的な定量的価値として、またメッセージ送信者の主観的な選択として、矛盾して記述されていると指摘し ている[23] [24]。記号論の観点からは、数学的情報理論は構文(記号間の相互関係)のみを記述し、意味論 (記号と意味の関係)や語用論(記号と人間との関係)には触れていない[22]。哲学者ペーター・ヤニヒ[独語] は、このことに記号論者 チャールズ・モリス の思想の影響を見出しており、彼は、構文の問題を解決することが、意味論と語用論の問題を解決するための前提条件となるだろうと考えていました[25] 。1952年、意味論的情報理論はイェホシュア・バー・ヒレルとルドルフ・カーナップ[26]によって発表された。1980年代、シャノンの理論は、フ レッド・ドレッツキーによって認識論の観点から、またジョン・バーワイズ[英語] 、そしてジョン・ペリー[英語] 言語哲学[15][12] 。意味情報理論は、データ(一連の音や記号)とその意味内容[27]を区別している。」(出典:ロシア語ウィキ「情報理論」)

シャノン&ウィーバーのコミュニケーションモデル

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