アキラの世界
The world of "AKIRA"
解説:池田光穂
大友克洋『アキラ』の世界
アキラの世界
【ストーリー】
始めにカタストロフィーあり(後に「アキラの制御不能」の暗示?)
・暴走族間の対立
・金田、島哲雄
・軍の介入と追跡
・哲雄、超能力翁童との出会い
・政府によるアキラならびに類似の能力のコントロール
・金田警察にパクられる。哲雄の収容
・哲雄の超能力の発見と管理開始
・反体制によるテロ(アキラの探索×黒幕の存在)
・リュウとケイ
・金田はケイを助ける
・金田はケイをハントしようとするが逃げられる
・哲雄、超能力への目覚め
・哲雄の能力の暴走
・最高幹部会議、大佐を非難
・翁童の援助とコントロール
・大佐、最高幹部会議の拘束命令を無視、逆に実権を掌握
・金田、ケイと出会い行動を共にする
・哲雄、友人を殺害
・金田、哲雄の暴走に怒る
・金田「奴を始末するのは俺だ」
・翁童、ケイに乗り移る
・哲雄と翁童の乗り移ったケイとの対決
・哲雄、オリンピック場に向かう
・哲雄、標本になったアキラと出合う
・金田と哲雄の対決
・ケイの目覚め
・大佐、SDI兵器ソルの使用
・哲雄の反撃
・哲雄、能力をさらに増加、サイバー化をはたす
・哲雄、サイバー化の制御不能
・大佐、翁童の保護者として哲雄に憂慮
・アキラの登場
・アキラの融合・爆発
・大佐、翁童たちの協力によりワープ
・金田、翁童たちの協力により哲雄の記憶の中に入ってゆく(キューブリック風の光景)
・金田は、最終的に翁童たちの助力によってワープ
・ネオトウキョウの完全破壊
・アキラ、哲雄、3人の翁童たち、光となって消失
・哲雄の最後のメッセージ「ボクはテツオ‥‥」
・キューブリック風の光景
【最初の印象】 ・ジェンダーの設定は旧態依然
・カタストロフィー指向(安吾の『堕落論』、『ゴジラ』以来の文化的パターン?)
・ファンタジー(哲雄[無知暴走]、アキラ[調和・デウスエクスマキーナ])とリアルポリティーク(金田[粗野な暴力]、大佐[計算 的知性])の共存
S. Kubrick, self-portrait, 1949
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