石牟礼道子『苦海浄土』
Paradise in the sea
of sorrow : our Minamata disease / Ishimure Michiko
「浄瑠璃のごときもの」——石牟礼道子
第1章 椿の海 | 山中九平少年 | |
細川一博士報告書 | ||
四十四号患者 | ||
死旗 | ||
第2章 不知火海沿岸漁民 | 舟の墓場 | |
昭和三十四年十一月二日 | ||
空へ泥を投げるとき | ||
第3章 ゆき女きき書 | 五月 | |
もう一ぺん人間に | ||
第4章 天の魚 | 九竜権現さま | |
海石 | ||
第5章 地の魚 | 潮を吸う岬 | |
さまよいの旗 | ||
草の親 | ||
第6章 とんとん村 | 春 | |
我が故郷と「会社」の歴史 | ||
第7章 昭和四三年 | 水俣病対策市民会議 | |
いのちの契約書 | ||
てんのうへいかばんざい | ||
満ち潮 |
あとがき
改稿に当って
石牟礼道子の世界(渡辺京二)
●本田啓吉(1924-2006)
「昭
和後期-平成時代の市民運動家。10月25日生まれ。郷里の熊本県で高校教師をつとめる。昭和44年水俣病を告発する会を結成,代表となる。機関紙「告
発」「水俣」を発行,実情を全国に知らせるとともに,裁判の支援,行政当局への抗議行動をおこなった。平成18年4月13日死去。81歳。京大卒。」コトバンクより)
さまざまな読み方
たとえば、デ
フォー『疫病流行記』(A Journal
of the Plague Year)、マイケル・クライトン『アンドロメダ病原
体』や、アルベール・カミユ『ペスト』と比較してよんでみる。
石牟礼道子の水俣病闘争文学といわれるもの