かならず読んでください

水俣で考える:研究ノート編

池田光穂

先生方よ、不知火海に生きている人、死んだ人、その人たちの、まだ暖かみの残っている歴史の心音に掌をあてて、時間をゆっくりかけて巻き戻して 下さい。そうすれば、ほろり、ほろりと、あのひとたちが出てまいります。ただ丁重に、丁重にあつかわねば、あのひとたちが苦しがる。 石牟礼道子 (1977*)*出典は色川(1983:12)

安らかにねむって下さい、などという言葉は、しばしば生者たちの欺瞞のために使われる。石 牟礼道子(1972:125)

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