かならず読んでください ■ 担当者名:池田光穂
● 授業をよくする方法 ●
これまでのまとめ
これまでのまとめ(鎮忘斎独白)
大学の授業をよくする普遍的な方法はありません。
しかし、このような常識すら知らない、大学経営者や消費者の代表づらをする自称「一般学生」が、次々と理不尽な授業改善要求を突きつけ てくるのはこまったものです。
そういうパノプチコン的権力には、労働者としての権利と義務概念で武装する古典的な方法以外に対決策はないようです。
そのためにも、自分たちの努力の記録を正確にモニターすることは必要なのです。
私たちができることは、学生たちのニーズを満たしつつ、かつ我々教師どもが授業の中で満足できる、小規模な獲得目標掲げ、それに到達すべく 具体的な実績を少しずつ積み上げてゆくことしかできません。
授業が上手にできないという悩みは、大学教師にとって永遠の悩みです。大切なことは、日々の自己の改善と、それに対する反省的視点、そ して、適度の自己満足を得ることです。授業を結果的に悪化させるような助言は、たとえ善意からのものとしても、よく警戒してとりかかることが重要です。
あなたの努力をポジティブに評価してくれるサイレント・マジョリティーがどこかにいるはずです。
希望を捨ててはなりません。
さあ、チャイムがなりました、今日もがんばってよい授業をしましょう!
Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099
【主人敬白】
垂水源之介版「授業をよくする方法」はここまでです。これまでお話した内容以外の余計なエピソー ドは〈フルテキスト版〉の末尾をご覧ください。