文化人類学課題研究
放送大学大学院2003年度(2004年2月17日提出分)
池田光穂
次の3つの課題から2つ選んで、各問題レポート(2000字以上8000字まで)にまとめてください。
(1)宮本常一『忘れられた日本人』の中にあるさまざまな伝記のうち、2つ(ないしはそれ以上)を選び、そのライフヒストリー上の構成について、人類学的分析という観点から論評しなさい。
● 利用する文献
宮本常一『忘れられた日本人』(岩波文庫)東京:岩波書店、1984年
L.L.ラングネスとG.フランク『ライフヒストリー研究入門 : 伝記への人類学的アプローチ』米山俊直・小林多寿子訳、京都:ミネルヴァ書房、1993年
※『ライフヒストリー研究入門』は、現在版元品切れなので、複写を配布します。
※参照ページ「ライフヒストリー分析」
(2)以下に掲げてある民族誌を、クレインとアグロシーノの方法論の教科書を参考にして、次の観点に留意しながら、分析ししなさい。
議論すべき観点:「著者はどのような状況でフィールドワークをおこない、どのような情報を入手し、どのような観点から民族誌を書いたか?」
● 利用する文献
M・ブロック『祝福から暴力へ : 儀礼における歴史とイデオロギー 』 田辺繁治・秋津元輝訳、東京:法政大学出版局,、1994年
J.G.クレインとM.V.アグロシーノ『人類学フィールドワーク入門 』江口信清訳、京都:昭和堂、1994年※この本も版元品切れですので、複写を配布します。
(3)次の文献を論評しなさい。
● 利用する文献
R・ロサルド『文化と真実 : 社会分析の再構築』椎名美智訳、東京:日本エディタースクール出版部、1998年