私にとっての[現時点での]究極の民族誌的ドキュメントとはこれだ!
史上最低/最高の文化人類学の授業とはなにか?
史上最低/最高の文化人類学の授業とはなにか? 第10回
まだまだ、やらなきゃ[=議論しなければ]ならないことがある
担当:池田光穂(rosaldo[at]cscd.osaka-u.ac.jp)
2007年12月12日
これまでのまとめ
・民族誌にまつわる内包(connotation)は、これまでの議論でおおまかにできた。
・民族誌と、民族誌に似て非なる基準についても、個人個人によってばらつきがあるが、いくつかの指標もでてきて、おおまかな合意ができたようだ。
・民族誌と[グレイゾーンのものを含めて]民族誌に類する文献を、ひろく「民族誌的ドキュメント」というふうに呼んでおこう。
これからの課題 ・受講者のお気に入りの民族誌ドキュメントを、これからの期間を使って探しだしましょう。
題して「私にとっての[現時点での]究極の民族誌的ドキュメントはこれだ!」
・そのためには次のような条件が必要です。
1.具体的な書物(あるいは映像作品)の既発表のものであること。
2.その内容についてある程度知悉していること。
3.その内容が「民族誌ドキュメント」としての性格を有することをきちんと他者に説明できること。
4.そのことを通して、民族誌とは何であるか、という定義を各人がきちんと言えること。
関連文献(リンクの前にサイズを確認してください)
グアテマラにおける暴力の内旋(スペイン語)(pdf書類 2.6M)
原田ほか編『水俣学研究序説』書評(pdf書類 296k)
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