かならず読んでく ださい

第2章 先行研究:「実験室における社会実践の民族誌学的研究」

池田 光穂

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 2009-2020

「論理の法則は、結局は知的世界を支配するものなの だが、その本性によって、本質的に不変易なものであり、すべての時代、すべての揚を通じて共通であるのみならず、また、われわれが現実の主体、架空の主体 と呼び分けているものの間でさえもすこしの差別もなく、すべてのいかなる主体にも共通である。実は、論理の法則は、夢の中においてまで守られている」——オーギュスト・コント『実証哲学講 座(Cours de philosophie positive)』 第52章。

「実証主義は実際には物神化した市民意識の表出なので ある」——アグネス・ヘラー(1978)

「閃光が眼にとびこんでくれば光源は見えないもの だ。啓発的受容も、理解とか誤解とは呼びえないのである。だれかがスピノザの倫理学の最初の本を読んで、神はいないと叫んだとする——その場合、彼がスピ ノザを誤解したのだと主張することは、彼がスピノザを理解したと主張するのと同様に無意味なことである」(ヘラー 1992:55)。

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