接続語のあいまいさ
Conjunction
☆ 接続語は適切に使わないと、読み手と聞き手に混乱をもたらす(p.244)。また、接続詞を省略すると、読み手が、恣意的に接続詞を挿入して、話し手の 「説明」とは異なる意味に解してしまうこともある。
★「この章では混同と推
論をあつかいます」 |
☆文字通り、この章では「混同」と「推論」につい て論じられるが、聞いている人間は、両者のあいだになにか関係があるのかという「想像の誘導」をもたらす。通常の常識では、「混 同」と「推論」の間には何の関係もないからだ。 |
★「サラとミランダは昨日、賞をもらった」 |
☆1)サ
ラとミランダは、「同時に」賞を受賞したのか、2)サラとミランダは「別々にそれぞれ」賞をもらったのか、
が不明である。 |
★「今日はね市役所にいって書類をしあげた」 | ☆1)今日は、市役所にでかけて、役所の書類をし あげて、帰ってきた。2)今日は市役所にでかけてから、家に帰り、溜まっていた書類をしあげた、の2つに意味がとれる。 |
リ ンク
文 献
そ の他の情報
Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099
☆☆