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先生を唸らせる答案やレポートを書くには?!

How to write quickly your report assignment to grab your teacher's heart

池田光穂

A Simple Way to Grade Writing Quickly,(=作文の採点を簡単に済ますには)という先生やTA学生むけのサイトには、A Simple Way to Grade Writing Quickly に関する5つ段階のチップスがある(以下の1.〜5.を参照のこと)。このような方式から推測するに、米国のレポート作成の課題は、論点やキーワーズ (キーワードの複数形)を示しつつ、あるいは提示される必要があることを、生徒や学生たちに提示して、そのような論点に気をつけて作文をしなさいという課 題を出すようだ。このような方式の是非はともかくとして、この方式の利点は、ポイントグレーディング方式といって、論述式でも比較的客観的に学生や生徒たちの論証能力をチェックできるところにある——その 分、破格なレポートはこのようなシステムからは評価されにくい。

ただし、中学高校あるいは大学の教育においても、授業で触れられた内容をもとに、知識とその 知識にもとづく論理的な説明が求められる世界では、このような採点は止む終えないし、また、このような方式だと、規格化された優秀な人の序列を比較的容易 に序列化することができる。

この方針で臨んでいる、先生が喜ぶレポートは、一にも二にも、(1)議論しなければならない 論点があげられており、(2)必要な分野の用語がちりばめておかれるだけでなく、その用語が精確に使われており、かつ(3)他のライバルにないユニークさ にある(=同じような答案を採点すると教師はマンネリ化するので、基礎がきちんとしてあれば、破格なものは目だつために議論への貢献と見なされやすい)、 と思われる。

では、その5つ段階をチェックしてみよう。

1.採点に関する採点者のためのチェックリストをつくれ!: Create a checklist of everything you are grading

2.(オプショナルとして)生徒たちに対して自分がきちんと提出するまえに(書き直せるよう に)チェックリスト配れ!:Give the students the checklist as part of the rewriting stage

3.重要でかつ単純なキーワーズを用意しておく(採点の時にマークされる):Create a simple key.

4.それらのキーワーズを、よく書けているか?あるいは改善が必要かの判別に使うようにしな さい:Use the key to indicate what areas were done well and which need improvement.

5.(減点法的なルールで)「改善が必要な箇所」の数や全体での評価により、最終的な評価点 をつけなさい:Give a holistic grade or use the number of “need improvement” items to assign a grade.

以上だ。さすが、米国の骨太の教育評価の「効率的側面」をかいまみるようである。

それにくらべると、日本の学生のレポートはまだまだ酷い。おまけに、評価する先生の質もまだ まだだ(=なぜなら、上のような教育システムで先生=教授じしんが育てられていないからである)。

というわけで、学生がよいレポートを書くためには、上掲のことから推測するために、論文やレ ポートを書く前に、かならず「論点やキーワーズ(キーワードの複数 形)を示したチェックリスト」を準備しておけということになる。

しかし、試験やとっさのレポートの際には、そのような作成のための十分な時間がとることがで きない場合がある。そのような事態でもなお、ハイスコアの評価点をゲットするためには、僕は以下のようなシンプルなことをおすすめしようと思う。

論述式試験、あるいはレポートでハイスコアをあげるコツは、キーワードで逃げないことだと思 う。素朴な言葉でもよいので、まず論理的に考えて、全体の構想を説明したり、説得することが重要。それが終わってから、それをキーワードで説明するとどん な用語があるのか、また、その用語の可能性と限界がきちんと書かれてあれば、専門家の先生もまた「俺も(学生が)キーワードを出したら問題解決したと思っ たけど、それは安直だった」と反省すればしめたものだ。採点者の心をわしづかみにするのだ。

このことは、僕のフェイスブックでも書いたことだが、これは結論ではなく、最初のこの提案が あってから、僕はスペルチェックがてら、Googleで、How to write quickly your report assignment to grab your teacher's heart と入力してみて、上掲のようなサイトをみつけ、これはいいと引用して、このページを作成した次第なのだ!

Good luck!

リンク

文献

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For all undergraduate students!!!, you do not paste but [re]think my message. Remind Wittgenstein's phrase,

"I should not like my writing to spare other people the trouble of thinking. But, if possible, to stimulate someone to thoughts of his own," - Ludwig Wittgenstein

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