環境主義
Envrironmentalism
観光人類学辞典: 解説:池田光穂
環境保護主義ともいう。自然環境を保護することが重要であるという主義や主張。自然保護思想と深く関係して いるが、自然保護が環境を人間にとって住み易く快適であるように維持管理すべきであるという考え方であるのに対して、環境主義はそこに住む人間よりも人間 以外の生物や環境の保護のほうが大切であるという考え方に主眼がおかれている。鬼頭秀一(1996)によると環境主義は、動物解放論、自然の権利論、 ディープエコロジーという3つ思潮に歴史的起源をもつが、これらはみな人間中心主義からの脱却をはかるものである。[池田光穂,copyright 1997]
(c) Mitsuho Ikeda, 1999