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高田保馬『民族論』ノート

On Ethnicity by Yasuma TAKATA, 1942

池田光穂

1. 民族の概念 1.1 民族の二面
・民族をアイデンティティから定義する立場と、本質的な立場からレイスと変わらない定義を併置して、どちらも間違いと指摘する。

1.2 二面の相関
・レイスの概念
2. 近代民族
2.1 将来による統一
・民族とは、共同性の意識をもち、同一の地域にすむ集団であると定義しなおす。

2.2 民族の程度性


2.3 広民族の概念
・ナチスの民族概念を脚注で紹介する(18-19)——基本的に「フェルキッシュ」に表現されるような多義的なので、その広い意味範疇を高田は批判している。
3. 民族と国家
3.1 民族と全体社会


3.2 国家の意義


3.3 民族と国家の関係


3.4 国家の民族におよぼす作用


3.5 補遺

4. 民族と階級
4.1 国家の民族構成の諸類型(諸型)


4.2 民族と階級の交叉と堆積


4.3 民族の要求と階級の要求
・ハーバート・スペンサーの軍事型と産業型の社会類型

4.4 種々なる階級の要求と民族の要求

5. 民族と文化
5.1 文化の共同と民族精神


5.2 文化の共同と他の紐帯


5.3 文化共同性の成立


5.4 文化の民族性


5.5 模倣と同化


5.6 思想の民族性


5.7 民族拘束性の範囲


5.8 文化の階級性


5.9 合理性と世界的文化

6. 民族主義と帝国主義
6.1 帝国主義の概念


6.2 帝国主義の二方向


6.3 近代帝国主義の特性


6.4 民族主義の延長としての帝国主義


6.5 文化の二方向

7. 民族主義と資本主義
7.1 民族主義と資本主義との関係


7.2 二者の相互手段化


7.3 二者の相斥関係


7.4 資本主義による民族主義の変容


7.5 広民族主義

8. 戦争と民族
8.1 民族再構成と戦争


8.2 戦争の動力


8.3 戦争の作用


8.4 戦争と文化


8.5 文化におよぼす間接の効果

9. 民族周流論
9.1 民族の隆盛と凋落


9.2 凋落の過程


9.3 副次的因子の作用


9.4 国内の周流と国際の周流との平行

9.5 2つの間の差異


9.6 社会学的因子

10. 民族融合論
10.1 2つの将来観


10.2 過去における民族融合


10.3 融合の歩調


10.4 融合の大勢と民族協和







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