はじめによんでね!

バナナと日本人

Banana and Japanese, by Yoshiyuki TSUMI, 1982.

池田光穂

1926   4月28日、アメリカ合州国ロスアンゼルス市に生まれる。父・憲(外交官)、母・英。
1948    東京大学法学部法律学科入学。思想の科学研究会に参加、『思想の科学』誌編集に参加。
1952    東京大学法学部卒業。5月、安武千代子と結婚。8月から2年間結核のため熱海で療養生活。
1954    ウィリアム・コーディル(ハーバード大学文化人類学教授)の助手として、約1年間在日米軍基地調査に従事
1955    財団法人国際文化会館に就職。
1964    国際文化会館企画部長に就任。
1965    4月、ベ平連(=「ベトナムに平和を!市民連合」)立ち上げメンバーの一人として参加。7月~9月、ハーバード大学インターナショナル・セミナー受講。西 回りで渡米し、台湾、香港、ベトナム、ヨーロッパを訪ねる。旅の途中の6月22日午前5時50分、サイゴン(現在ホーチミン)市内のマーケット広場で行な われた解放民族戦線兵士公開銃殺を20メートルの距離から目撃、大きな衝撃を受ける。
1970 『反権力の思想と行動』盛田書店,1970年
1971    アジア勉強会設立。東南アジアの島や村に通うようになる。
1973    アジア太平洋資料センター(PARC)設立に参加。国際文化会館企画部長を退任、嘱託となる。
1974    東京ベ平連解散。
1979    UNCTAD会議(フィリピン)に出席。
1980 『アジア人と日本人』晶文社,1980年
1981 『アジアを知るために』筑摩書房,1981年/『マラッカ物語』時事通信社,1981年
1982 『アジアはなぜ貧しいのか』朝日新聞社,1982年/『バナナと日本人』岩波書店,1982年
1984 『マングローブの沼地で』朝日新聞社,1984年
1986    上智大学講師。『大地と海と人間』筑摩書房,1986年/『アジアの歩きかた』筑摩書房,1986年
1987 『海道の社会史』朝日新聞社,1987年
1988    仲間15人と貨客船を借り、約40日間のマルク海(東インドネシア)航海を実現。/『エビ・ナマコはどこから』新幹社,1988年/『辺境学ノート』めこ ん,1988年
1989    龍谷大学経済学部教授に就任。ピープルズ・プラン世界先住民会議に参加。
1990    6月『ナマコの眼』筑摩書房で第6回新潮学芸賞受賞。8月食道と胃にガンが見つかり9月手術。
1991 『アラフラ海航海記』徳間書店,1991年
1992    7月大同生命地域研究特別賞受賞。
1994    ココス島を3回訪問。12月16日未明、急性心不全のため永眠。享年68。
1995 『東南アジアを知る』岩波書店,1995年/『ココス島奇譚』みすず書房,1995年
1998-2004 『鶴見良行著作集』(全12巻)みすず書房,1998年~2004年
2005 『対話集 歩きながら考える』太田出版,2005年
2010 『エビと魚と人間と 南スラウェシの海辺風景』みずのわ出版、2010年
http://tsurumi.rcccs.rikkyo.ac.jp/tsurumi.html

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