Ethnic relations between the Ryukyu and the Yamatou-Japan
ジョージ・ペーター・マードックらによる『民事ハンドブック(Civil affairs handbook : Ryukyu (Loochoo) Islands : OPNAV 13-31)』に、琉球と日本(ヤマトゥ)の民族関係について次のような記述がある(翻訳は沖縄県教育委員会)。
「日本人と琉球島民との密着した民族関係や近似している言語にもかかわらず、島民は日本人から民族的平等
だとはみなされていない。琉球人は、その粗野な振る舞いから、いわば「田舎から出てきた貧乏な親戚」と
して扱われ、いろいろな方法で差別されている。一方、島民は劣等感などまったく感じておらず、むしろ島
の伝統と中国との昔年にわたる文化的つながりに誇りをもっている。よって、琉球人と日本人との関係に固
有の性質は潜在的な不和の種であり、この中から政治的に利用できる要素をつくることが出来るかもしれな
い。島民の間で軍国主義や熱狂的な愛国主義はたとえあったとしても、わずかしか育っていない」(沖縄県立図書館史料編集室編 1995: 75)。
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