デュアルユース(Dual-use technology)問題:ジョナサン・モレノ『操作される脳』31
「科学コミュニティーは、自分たちの研究がもたらすだろう思いがけない結果に対し、もっと力を入れて取り組む必要がある。化学生物兵器管理 研究所(Chemical and Biological Arms Control Institute)の前ディレクター、マイケル・ムーディーは次のように述べている。「ライフサイエンスの分野で研究している人々の態度は、核コミュニ ティーの人々とはまったく対照的です。核時代が始まったそのときから、物理学者たちは、アインシュタインも含めて原子力の危険性を理解し、その危険性に対 処するためには自分たちが積極的に参与する必要があることも十分認識していました。ところがライフサイエンス分野はこの点に関して遅れています。自分の研 究が危険を招く可能性をもつことに目をつぶっている人が多いのです」。だが、私の経験から言えば、近年の幹細胞研究や人工知能に関する論争に直面して、ラ イフサイエンス分野の科学者のあいだでも、公共的な活動に参加する必要があるという感覚が強くなり、かつ根付きはじめてもいるようだ。同様に、デュアル ユース問題についても、一流の科学者たちにも公共活動の必要性に目覚め、参加し、考えてもらう必要がある」(モレノ 2008:318-319)。
"In politics and diplomacy, dual-use is technology that can be used for both peaceful and military aims." -Dual-use technology .
デュアルユースで有名なものには以下のようなものがある。
デュアルユースで考えなきゃならない課題には、
1)技術成熟度(Technological Readiness Level)
2)開発の死の谷(「開発の段階=実装可能」(x軸)と「資源=投下される資本量(y軸)」)には、商業化と発明の産出という2つの曲線で成す死の谷、がある
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Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099
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