Non-direct Communication between
clients and business agency under the scene of the COVID-19 pandemic
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスサンゼルスの電話交換センター(1967年)
池田光穂・黒田聡
企業が、製品・サポート情報を提供する目的は、多岐にわたり単一ではない。しかしながら、そのなかでも、製品と企業からのサービス提供について 顧客がそれを適切に理解し、製品やサービスを顧客が満足できるようにすることを通して、最終的に市場での優先権を獲得することは極めて重要である。そのた めに、文書や代替品としてあらかじめ情報を作成しておくことは、企業にとって必要不可欠の活動である。また、今日におけるさまざまな製品やサービスは、知 的財産の塊とも言えるものである。顧客においても、企業が製品やサービスに対して義務と権利をもっていることを理解してもらうことは、長期にわたる企業と 顧客の間の信頼関係を維持するためにも、こちらもまた不可欠である。
これらの企業と顧客の関係は、直接に相対(あいたい)することではなく、企業と顧客は、製品やサービスを媒介とする直接には接触しないコミュニ ケーション関係を取り結んでいる。ここでは、それを「非接触コミュニケーション」と呼んでおこう。
そして、2020年初頭からCOVID-19の世界的な流行がおこり、顧客と企業の間の「非接触コミュニケーション」の強度はますます高まるば かりである。これは企業内における、社員においても現場での職域訓練(OJT)、や社会研修の形で実践されるベテラン社員が陪席する場での実際との顧客コ ミュニケーションなどが、遠隔や電話応対にシフトするなど、抜き差しならない状況におかれつつあることは、衆知のとおりである。
この新しい状態は、経済産業省や厚生労働省などの省庁が、企業活動におけるニューノーマルと呼ばれている事態に相当する。この小論は、企業の
「製品・サポート情報」の非接触コミュニケーションに関する訓練技法において、アメリカ合衆国の高等教育で導入されつつあるブレンディッド・ラーニング手
法を、導入することを提案するものである。そのことを通して、ニューノーマル時代の、企業の「製品・サポート情報」のさらなる改善方法に提案するものであ
る。
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