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提喩

synecdoche


池田光穂

提喩(synecdoche):ていゆ・シネクドキとは、喩えるものと喩えられるものの関係が包含・発展(成長)・変化の関係で示 される表現のことである。表象による表現の一種であり、両者の関係が包含・発展(成長)・変化の関係で示される修辞で ある。提喩(ていゆ)あるいはシネクドキと呼ばれる。よく使われる例として「親子どんぶり」がある。どんぶりに載っている卵と鶏は親子でも何でもないが、 鶏は卵の成長のタイプであるので、親子という喩(たと)えはシネクドキに相当する。ロマン・ヤコブソン(1973:209)はロシアの婚礼歌を例文にした 分析のなかで、玄関は屋敷に対して提喩の関係にあるとのべている。

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