プロセスレコードの批判的研究
現場力にかかわるグループ討論 Ver.1.1
現場力とコミュニケーション グループワーク内容(池田 担当分) 2006.11.21
【テーマ】
プロセスレコードの〈批判的〉研究
【状況設定】
あなたは、これまでに看護教育における実習の現場で、プロセスレコードの 作成という課題をおこなってきました。ここではあなたが、授業で与えられ、そして具体的作成してきたプロセスレコードについて、この授業では、より価値自 由にかつ相対的に、プロセスレコードをとりあつかます。そのような作業により、このような自己内省型の教育ツールが、看護教育ひいては、医療の現場におけ る対人関係をどのように「理想化」(より社会学的概念として正確に表現すると「理念化」(アイディアライズド)といいます)しているのかについて、みなさ んの経験や議論を通して明らかにします。
【課題】
1.プロセスレコードについて知っていることを調べなさい。
2.プロセスレコードについて(実際の作成経験のある人は、その門外漢に対して)わかりやすく説明してください。
3.プロセスレコードについて、その教育上におけるプラスの意義について、自分の経験を交えて指摘しましょう。
4.プロセスレコードについて、その教育上におけるマイナスの意義について、自分の経験を交えて指摘しましょう。
5.現場経験が長くなるほど、プロセスレコードの教育経験などについて「忘却してしまうようだ」という声が聞かれます。その理由はなぜ でしょうか? みなさんの中に現場経験がそれほどない方がいらっしゃっても、どうして、医療・看護・福祉の学生たちが「結果的に」そのような事態に陥って しまうのかについて、その状況を想像して、そこで何がおこっているのか/おこったのかを省察し、みなさんで知恵を出し合って話し合ってください。
6.以上のような成果について、「プロセスレコード」風に、ご自身の経験をまとめて宿題とし、次回に持参してください。
7. もちよった皆さんの資料をもとに、みんなで議論し、最終的に、プロセスレコードを使う授業をどのように改善すればよいか話し合っ てください。
【考える視点】
【時間配分】
16:20〜16:35(15分) オリエンテーション
16:35〜17:20(45分) グループワーク
17:20〜17:50(30分) 任意の数グループを指摘して発表、残りを全体討論。
全体討論
【グループ編成】
学生数__名( __グループ)
文献:
池田光穂 プロセスレコードとはなにか?