プロセスレコードとはなにか?
The Thing called "Process Records"
現場力とコミュニケーション (池田 担当分)2006.11.14
【テーマ】
プロセスレコードとはなにか?
【定義】
プロセスレコードとは、ヒルデガルド・ペプロウ(1952)によって提唱された、看護の臨床の現場に おける、対人関係とくに看護者と患者の間の相互作用にかんする文章による記録のことである。この記録の形式は、アイダ・オーランド(1972)による、看 護過程論(nursing process)による議論を受けて、看護者が患者の(対人相互作用による)行動を、知覚分析し、それにもとづいて、看護者がどのように行動をおこなった かを、出来事の後で、内省的な観察を加えて記述する方法へと洗練化された。また、プロセスレコードを看護者の内省的観察を実践する際に、アーネスティン・ ウィーデンバック(1962)は、5つの自己評価項目を標語化(つまりテーゼ化)し、プロセスレコードを記述することを、一連の行動の連続(シークエン ス)をひとかたまりの単位(ユニット)として抽出すること、ならびに、それらの一連の行動を、ひとつの意味のある(=分析に値する)行動と知覚の連鎖とし て記述するという技法の形にとりまとめられることを明らかにしている。
【レクチャー】
ペプロウの初期タイプ
オーランドによる改良タイプ
ウィーデンバックによる自己評価項目の導入
我が国におけるプロセスレコードのモデル
(新潟清陵大学)
◆ 授業用ハンドアウト資料(PR061121.pdf)※リンクするだけでなく pdfのかたちでダウンロードできます
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