現場力とコミュニケーション
2006年 第2学期
Practical Communication for Human Care
□ 講義目的
□ 講義内容
本講義では、次の2つの切り口から現場力を深めます。
ひとつめは、自分自身の経験を事例としてまとめ、そのプレゼンテーションと議論を通して、実際の臨床実践という営みに基づいた現場力を議論することを目指します。
この議論を通して、自分自身がこれまではっきり自覚せずに行ってきた経験を言語化し、自らの前提を問い直したり、新たな視点でその経験を意味づけることを目指します。
この言語化の作業は、次の文献学習とも関係させながら進めていきます。
2つ目は、現場に関連する概念を、参考書(文献)として提示した著作や論文を読み解くこと通して理解します。
参考書等は初回の授業で提示しますので、10回目以降のグループ討論までに各自で読み込んでください。
このグループ討論では、[1]文献から見いだした実践知に関する知見を論評するとともに、[2][1]を手がかりとして授業の前半で提示した事例をさらに深め、現場力がいかに働いているのかを様々な切り口から見いだします。
スケジュール
教科書
特に指定しませんが、必読文献はその受講者に配布します。
参考書
毎回の授業の中で指摘するほかに、ウェブページ等で提示します。
成績評価:
平常点(80%)と筆記試験(20%)。
講義で学んだことを後半の実習に反映させるために特に出席点と授業に対する貢献度(質問やコメントを積極的におこなう)を重視します。
関連授業: