はじめによんでください

ヒゲの虚偽

Fallacy of beard

池田光穂

☆ たくさんあるヒゲが1本増えようが2本増えようがかわりない、という議論。他方、ヒゲが増えると、どんどん、生えてきて収拾がつかなくなる危機を煽るの も、その議論。また、逆に、全体からみれば軽微な差である1本と2本の違いを強調するのもヒゲの虚偽である。

★(校長が教諭に)いま 君の授業クラスに1名増やしたいのだが、1名ぐらい増やしても問題ないよね?と言って、またその翌週にさらに1名受講生の追加を要求するもの 
☆ヒゲが1本ぐらい増えてもいいじゃないかと、放 置しておくとエスカレートする危険性がある。しかし、毎回小出しであると、将来重大になるのかを想像しにくい。その逆は「割れ窓理論」 である。  
★ ここで公園の近くのスーパーマーケットの設置の例外をもうけると、こんどはすでに申請があるマクドナルドも認めなきゃならないですよ。そうすると付近の風 紀がみだれ、中学生や高校生が跋扈するようになりますよ。連中が跋扈すると、高齢者がゆっくり休める公園ではなくなり、ホームレスと不良がうろつく悪場所 になりはしませんかね? 
☆いわゆる「割れ窓」理論で、ヒゲの積み重ねで、エスレートすることしか考えない 妄想である。
★パートの賃上げだとは思うが、自治体の勧告にし たがって、1205円にしようと思うのだが? → 勧告に従うのならそれ以上の1207円にすべきでしょう?→それでは経営が厳しくなる、1206円が限度だ→根拠はあるんですか?1207円じゃないと呑 めませんよ.→そこをなんとか1206円で!!!
☆健全な経営と賃上げの要求を考えるなら、10円 あるいは100円という単位での論争が可能だが、1円をめぐってヒゲの攻防をおこなっている。

リ ンク

文 献

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