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John C. Campbell『日本政府と高齢化社会』ノート

John C. Campbell, 1993. How policies change : the Japanese government and the aging society. Princeton University Press


池田光穂

日本の福祉行政(1950-1990年代)を検証す る。行政学からのアプローチだが、豊富な行政予算編成に関する先行研究(『予算ぶんどり』)と、フィールドワークによる、篤実な研究成果。

    1. 序説
    2. 政策転換の理論
    3. 老後問題:年金制度の確立
    4. 1960年代の政策:老人問題
    5. 老人ブームと政策転換
    6. 小規模事業の開始
    7. 新しい課題:高齢化社会問題
    8. 雇用対策の拡大
    9. 医療改革
    10. 年金制度の改革
    11. 結論
    1. 序説
      1. 日本の高齢者
      2. 戦後の高齢者対策
      3. 高齢者対策の説明
    2. 政策転換の理論
      1. 政策転換の四類型
      2. 空間と時間
      3. 政策推進機構
      4. 結論
    3. 老後問題:年金制度の確立
      1. 1950年代初頭
      2. 国民年金
      3. 1960年代における年金
      4. 結論
    4. 1960年代の政策:老人問題
      1. 老人問題
      2. 東京都の老人医療費無料化
      3. 結論
    5. 老人ブームと政策転換
      1. 国レベルにおける医療費の無料化
      2. 年金の拡大
      3. 結論
    6. 小規模事業の開始
      1. テクノクラシー的政策の発展
      2. 任務外事業の展開
      3. 結論
    7. 新しい課題:高齢化社会問題
      1. 論争:1970年代後半
      2. 行政改革
      3. 機会としての高齢化社会
      4. 結論
    8. 雇用対策の拡大
      1. 60歳までの労働
      2. 60歳以上の就業
      3. 結論
    9. 医療改革
      1. 医療政策と政治
      2. 老人保健法
      3. はずみ
      4. 結論
    10. 年金制度の改革
      1. 1980年における失敗への道
      2. 1985年の年金改革
      3. 結論
    11. 結論
      1. 政策発展の理解
      2. 統一モデルは可能か

紀伊國屋書店のデータベースによる書誌案内】名著 『予算どんぶり―日本型予算政治の研究―』 の著者、ミシガン大学政治学部教授ジョ ン・キャンベル氏が、自ら考案した新理論、意思決定の4モデルを用いて日本の高齢者対策の形成過程を解明。福祉政策の形成に果たした政府、官僚、政党、政 治家、経済界、労働界、業界団体、学者、一般国民の行動を視野に収めて新たな政治学理論を構築。福祉政治学の新地平を開く、15年にも及ぶ研究成果の集大 成。第9回大平正芳賞受賞。m-Campbell_Japan_budgetJAP-LANG.pdf - password needed

キャンベルテーゼ:政治「過程は政策の原因にな るのか?」(翻訳書, p.2)

【書誌&リンク集】

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    1. 序説
      1. 日本の高齢者
      2. 戦後の高齢者対策
      3. 高齢者対策の説明
    2. 政策転換の理論
      1. 政策転換の四類型
      2. 空間と時間
      3. 政策推進機構
      4. 結論
    3. 老後問題:年金制度の確立
      1. 1950年代初頭
      2. 国民年金
      3. 1960年代における年金
      4. 結論
    4. 1960年代の政策:老人問題
      1. 老人問題
      2. 東京都の老人医療費無料化
      3. 結論
    5. 老人ブームと政策転換
      1. 国レベルにおける医療費の無料化
      2. 年金の拡大
      3. 結論
    6. 小規模事業の開始
      1. テクノクラシー的政策の発展
      2. 任務外事業の展開
      3. 結論
    7. 新しい課題:高齢化社会問題
      1. 論争:1970年代後半
      2. 行政改革
      3. 機会としての高齢化社会
      4. 結論
    8. 雇用対策の拡大
      1. 60歳までの労働
      2. 60歳以上の就業
      3. 結論
    9. 医療改革
      1. 医療政策と政治
      2. 老人保健法
      3. はずみ
      4. 結論
    10. 年金制度の改革
      1. 1980年における失敗への道
      2. 1985年の年金改革
      3. 結論
    11. 結論
      1. 政策発展の理解
      2. 統一モデルは可能か