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4つの学際学習/5つの学際研究

Four types of interdisciplinary actuality

池田光穂

学際(interdisciplinary)とは、 学問の間(inter-disciplinary)という意味である。しかし、学際教育の現場には、それを担う人、知識のコンテンツ、教育内容のコンテン ツ、テーマの学際性というものがある。

まず、学習について「学際」というものがどのように 構成されるのかについて考察してみよう。つまり、学びには、1)学生の学修履歴が学際的、2)教員(提供者)が学際的、3)扱うテーマが学際的、4)受講生が学際的、の4つの学習形態がある。

    1. 学生の学修履歴が学際的
    2. 教員(提供者)が学際的
    3. 扱うテーマが学際的
    4. 受講生が学際的

が想定されるという。それらの教育現場における、状 況を模式化すると欄外の図式のようになる(作図は山内保典氏による)。

教育現場における4つの学際について(作図は山内保典氏:2015年)

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次に5つの研究パターンである。それは、1)学領域内研究、2)複領域研究、3)学際/領域接触研究、4)学際的横断/領域横断研究、5)超域研究、の研究のタイプがある。

ここでMusic Researcher, Research Musician, Assoc. Prof. University of Oslo, NorwayのAlexander Refsum Jenseniusさんの5つの学領域(discipline)のパターンについて紹介しよ う。

まず、

1)学領域内研究(イントラ・ディシプリナリー研 究):Intradisciplinary

2)複領域研究(マルチ・ディシプリナリー研究): Crossdisciplinary

3)学際/領域接触研究(クロス・ディシプリナリー 研究):Multidisciplinary

4)学際的横断/領域横断研究(クロス・ディシプリ ナリー研究):Interdisciplinary

5)超域研究(トランス・ディシプリナリー研究): Transdisciplinary

Source: http://www.arj.no/2012/03/12/disciplinarities-2/

■歴史的資料(『東進・進学情報』253号, Pp.1-2, 2015年8月)





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"I should not like my writing to spare other people the trouble of thinking. But, if possible, to stimulate someone to thoughts of his own," - Ludwig Wittgenstein