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文化結合症候群

Culture Bound Syndrome, CBS

池田光穂

Culture Bound Syndrome, CBS は、Yap, Pow Meng(1967)による命名によるものである。ある固有な精神神経状態の発症が、固有の文化的環境に依存しており(culture- dependent)、その文化や社会以外にみられないものを文化結合症候群と呼ぶ。

A・クラインマンによる自己批判があり、自文化の病 気のカテゴリーを、そのようなカテゴリーのない社会にもちこんで一方的に判断することの誤謬だと指摘している。しかし、実際には(経験的事実としては)社 会により心身の変調の訴え方には、明らかに文化と関連したパターンがあり、またそれらに関する語彙も豊富である。

以下の表は、池田光穂・奥野克巳編『医療人類学のレッスン:病いをめぐる文化を探る』学陽書房、2007年からの引用である。





■文化結合(culture-bound)という語彙の由来

OEDの文化(culture)の1993年の追加に文化結合(culture-bound)という項目が掲げられた。その説明は以下のとおりである。

culture-bound a., restricted in character, outlook, etc. by belonging to a particular culture; determined or limited by the presuppositions of one's culture (further examples).

そしてその用例は1951年までさかのぼれるという

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