かならず 読んでください

ガブちゃん劇場

El Teatro del Angel Gabriel y Santa Maria

池田光穂

Abraxas, by Santana,  album cover

From Abraxas to Womanist Theology

"Abraxas is a mystical word, probably of Gnostic or Kabbalistic origins, which conveys gematrically the number 365 and is connected with the solar cycle. The word is also associated with the highest Gnostic deity and eventually became the name of a demon in occultism."

アブラクサスとは、グノーシス主義またはカバラ主義 に由来すると思われる神秘的な言葉で、宝石のように365という数字を表し、太陽のサイクルと関係している。また、この言葉はグノーシス主義の最高神に関 連しており、最終的にはオカルトにおける悪魔の名前にもなった。

"Womanist theology is a religious conceptual framework which reconsiders and revises the traditions, practices, scriptures, and biblical interpretation with a special lens to empower and liberate African-American women in America. Womanist theology associates with and departs from Feminist theology and Black theology specifically because it integrates the perspectives and experiences of African American and other women of color. The former's lack of attention to the everyday realities of women of color and the latter's lack of understanding of the full dimension of liberation from the unique oppressions of black women require bringing them together in Womanist Theology.The goals of womanist theology include interrogating the social construction of black womanhood in relation to the black community and to assume a liberatory perspective so African American women can live emboldened lives within the African American community and within the larger society. Some of its tasks are excavating the life stories of poor women of African descent in the church and to understanding the "languages" of black women.[Mitchem, Stephanie Y. (2002). Introducing Womanist Theology. Maryknoll, New York: Orbis Books ]

女性神学(ウーマニスト神学)は、アメリカのアフリ カ系アメリカ人女性をエンパワーし、解放するために、特別なレンズを使って、伝統、慣習、聖典、聖書解釈を再考し、修正する宗教的概念の枠組みである。女 性神学(ウーマニスト神学)は、アフリカ系アメリカ人やその他の有色人種の女性の視点や経験を統合しているため、フェミニスト神学や黒人神学と関連してい るが、それらとは一線を画している。前者(=フェミニスト神学や黒人神学)は有色人種の女性の日常的な現実に注意を払っておらず、後者(=女性神学)は黒 人女性特有の抑圧からの解放の完全な次元を理解していないため、女性神学(ウーマニスト神学)にまとめる必要がある。女性神学(ウーマニスト神学)の目標 は、黒人コミュニティに関連した黒人女性性の社会的構築を問い直し、アフリカ系アメリカ人女性がアフリカ系アメリカ人コミュニティやより大きな社会の中で 勇気づけられた生活を送れるよう、解放的な視点を想定することである。また、教会の中にいるアフリカ系の貧しい女性のライフストーリーを発掘したり、黒人 女性の「言語」を理解することも重要な課題となっている(www.DeepL.com/Translator の助けによる)。

“The Birth of Eve”, 2018, from ‘New World Consciousness,’ Courtesy of Harmonia Rosales

■ ガブちゃん劇場

「御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレと いうガリラヤの町の一処女のもとにきた。 この処女はダビデ家の出であるヨセフという人のいいなづけになっていて、名をマリヤといった。御使がマリヤのところにきて言った、「恵まれた女よ、おめで とう、主があなたと共におられます」。 この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは 神から恵みをいただいているのです。見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう」(ルカ 1:26-32)

 《ベアート頌歌》

後に聖母と敬われる生娘が、神の前では神妙な面持 ち、将来の聖母よりも堂々と立派な大天使ガブリエルのほうが態度がでかく、ドヤ顔している。他の受胎告 知(Annunciation)と比べると、登場人物の関係がぜんぜんちがう。天才の風格〜♪   

 《ガブリエル頌歌》

ガブリエルは「神」の言葉を伝える大天使、神を愛と してもいいし、お告げとしてもいいし、 そ して真理や理性とみなしてもいい。そのような「良きこと」そして「驚愕すべきこと」そういうことを、それぞれの魂をもった「君」に伝える存在になりたい。 だから僕はガブリエルに憧れてしまうのだ。

羽根のデカイ・ガブちゃん

ガブリエル:おはようござい〜♪

聖母マリア:おはようさん、まだ、さぶいな

ガブリ:温かいニュース持て来た、チン!妊娠のお知らせ〜♪

マリア:あほ、チンはオトコやけど!しかし、なんで、先週月経あったでぇ

ガブリ:ええの、処女懐胎はチョー自然現象やからな

マリア:ところでワシが主人公なのに、あんたの服のほうが派手で綺麗やん

ガブリ:すんまへん、文句は画家(雅歌)に言ってくらはい。中心にくるのは羽根のサイズの問題やと思いま。

マリア:釈然とせんな……(ブツブツ) 

Fra Angelico, Annunciation, 1428
【ちなみにこの絵画の横サイズは600px】

態度デカイ・ガブちゃん
聖母:「ガブリエルはん、あんた画面の半分もとっ て、態度デカイやん?!」
ガブ:「すんません。その分、羽根のサイズ小(チイ)そうしておます。堪忍しておくれやす!」
Fra Angelico, Annunciation, c.1435


〈世界一短い受胎告知の会話〉
ガブリエル:「ビシッ!」
聖母マリア:「ばしっ!」

《フラワームーブメント時代乃受胎之胎 教》

マリアはん「受胎告知か?!えらい痺れるわ〜《ハートマーク》」

ガブちゃん「ちょ、ちょっと、甘い匂いしますがな、それ葉っぱ?」

マリアはん「ど〜でもよろし!ワタシはカモメっ〜♪ 」

ガブちゃん「テレシコワさんかいな〜♪ 」

マリアはん「ははははは!あんたの羽根は三色旗っ!」

ガブちゃん「ふふふふ(ええ煙でんな〜♪ )」

【聖母マリアの独白】
「マトリクスの発止っ! やないでぇ。これにはガブちゃんも、ハトも、光線もない、聖なるオヤジ(=神)なんかもおれへん。これこそミニマリズムや。もち ろん、そこから処女懐胎などのナンセンスもない。本物の信仰や、イエスを宿す本物のインスピレーションは、マリアの御身体にこそあるんや、わかった か?!」
【ガブリエル前史】
「★ ユダヤ教とガブリエル ユダ王国の滅亡からバビロン捕囚時代を舞台に書かれた旧約聖書の『ダニエル書』の中で、預言者ダニエルの幻の中に現れるのがガブリエルであり、神がその名 前を呼ぶ場面がある[6](8章15節〜17節参照)。ダニエルは雄山羊と雄羊が格闘する幻を見せられ、その意味について思い悩むが、そこへガブリエルが 幻の意味を解き明かすために現れる[7]。★ わたしはウライ川の両岸の間から人の声が出て、呼ばわるのを聞いた、「ガブリエルよ、この幻をその人に悟らせよ」。 — ダニエル書8章16節(口語訳)★ すなわちわたしが祈の言葉を述べていたとき、わたしが初めに幻のうちに見た、かの人ガブリエルは、すみやかに飛んできて、夕の供え物をささげるころ、わた しに近づき、わたしに告げて言った、「ダニエルよ、わたしは今あなたに、知恵と悟りを与えるためにきました。 — ダニエル書9章21節と22節(口語訳)★ ガブリエルは「終わりの日」に関するその幻の意味についてダニエルに説明する。ガブリエルはキュロス王の出現と、ユダヤ人の解放、エルサレム神殿の再建に ついて語る。 ★ 3世紀のラビ、シメオン・ベン・ラキシュは、ミカエルという名前や天使の思想はユダヤ人が新バビロニア王国に捕囚されていた時代にバビロニアの宗教の影響 によって彼らの信仰する神が取り込まれたものだという説を唱えた。この説は現代の学者たちに広く受け入れられている。ガブリエルはカルデアを起源とする存 在だったと考えられている[8]。また、シュメール人の神だったという説もある[9]。★ ユダヤの伝承『タルムード』では、太祖ヨセフに道を示したのも、モーセの遺体を運んだのもガブリエルであるとされている。『タルムード』に収録されている 物語『アガーダ』に記された伝説では、地上であと一日しか生きられないと告げられたモーゼが十三巻の文書を一気に書き上げる。その際、神は太陽の動きを遅 め、日が沈むまでに書き終えられるようにした。その時にガブリエルが現われ、その文書を天界の裁判所へ持って行った。そしてガブリエルは死の床にあるモー ゼを訪れ慰める。ガブリエルは寝台を用意し、ミカエルが紫色の布をかけた。」(ウィキペディア「ガブリエル」)

検査キットのガブちゃん

ガブちゃん:「あんた、妊娠したでぇ」

マリアさん:「はあ、宿命でしょう、ふつうの夫婦生活してたら」

ガブちゃん:「あの、ほたら、わしは、おしっこでわかる検査キットなみやんか?!」

マリアさん:「なにか、御不満でも?」

受胎告知のガブちゃん:「へっへっ へっ、とうとうワシが主人公になりま してん〜♪ 」

【キリスト教とガブリエル】
「★ ガブリエルはキリスト教の伝統の中で「神のメッセンジャー」という役割を担うことが多い。たとえば『ルカによる福音書』では祭司ザカリアのもとにあらわれ て洗礼者ヨハネの誕生をつげ[10]、マリアのもとに現れてイエス・キリストの誕生を告げる[11]。 ★ するとザカリヤは御使に言った、「どうしてそんな事が、わたしにわかるでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています」。御使が答えて言った、 「わたしは神のみまえに立つガブリエルであって、この喜ばしい知らせをあなたに語り伝えるために、つかわされたものである。時が来れば成就するわたしの言 葉を信じなかったから、あなたはおしになり、この事の起る日まで、ものが言えなくなる」。 — ルカによる福音書1章18節から20節(口語訳)★ 六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。この処女はダビデ家の出であるヨセフという人のいい なづけになっていて、名をマリヤといった。 — ルカによる福音書1章26節と27節(口語訳)★ 聖書本文に名前は出ないが、伝統的に『ヨハネの黙示録』にあらわれて、ヨハネに神のことばを告げる天使もガブリエルであると考えられてきた。最後の審判の ときにラッパを鳴らし、死者を甦らせるのもガブリエルだという。 ★ カトリック教会ではガブリエルは通信事業の守護者であり、その聖名祝日はラファエル・ミカエルと共に9月29日である。ガブリエルが聖母マリアを訪れてイ エスの誕生を告げた出来事は「お告げ」あるいは「受胎告知」といわれ、カトリック教会では3月25日に記念されている。聖母マリアの純潔を示す、白百合を 携えて描かれていることが多い。また、ロザリオの祈りの喜びの玄義の第一玄義はこの「お告げ」の出来事になっている。 ★ 正教会でも生神女(マリア)のもとを訪れてイイスス(イエスの中世ギリシャ語・教会スラヴ語読み)の誕生を告げたのはガウリイルであると伝承されており、 生神女福音祭のイコンにその情景が描かれる(正教では通例「受胎告知」の用語を用いず、「生神女福音」の語彙が用いられる)。正教会の聖堂に設置されるイ コノスタシスではしばしば天軍首ミハイルとともに南門・北門にガブリエルのイコンが描かれる。杖または百合をもっていることもある。 ★ ただし、正教会をはじめとした東方教会は西方教会とは異なる歴史を辿ったため、図像表現についても西方教会における状況がそのまま当て嵌まる訳では無い。 西方教会のように優美で女性的な表現はビザンティンイコンにおいては皆無であり、西方教会の文化的影響を蒙った地域においてもそうした傾向は限定的であ り、イコンのみならず宗教的題材を扱った世俗絵画においても同様のことが言える。」ウィキペディア「ガブリエル」)

古い時代のガブちゃん

ガブちゃん:「へへっへっ〜♪ 」

マリアさん:「なんやねん」

ガブちゃん:「なんやねんって、なんやねん」

マリアさん:「なんやねんって、なんやねんって、な んやねん……」

The Annunciation, marble relief with inlaid serpentine, Italian, c. 1180–1200; in the Metropolitan Museum of Art, New York City. Photograph by Katie Chao. The Metropolitan Museum of Art, New York City, The Cloisters Collection, 1960 (60.140)

一年ぶりのガブ ちゃん

筆者蔵

勉強するガブちゃん

ガブちゃん:「受胎告知でごぜえます」

マリア様:「知ってました」

ガブ:「ルカには驚愕と当惑の様子がございました が」

マリア:「あれは後世の捏造、そもそも、聖母がお見 通しでない訳がない」

ガブ:「僭越でございますが、後に三位一体となられ る御子を授かられたのでございますぞっ!」

マリア:「ガブ、そちは思慮浅いのう、余がいなけれ ば御子は生まれ出でぬ。聖母がいっちゃん偉いに決まっとる。そもそもキリスト教のどうしようもないマチ ズムは、ランケ=ハイネマン教授も指摘するとおりじゃ、そちはきちんと読んだか?」

ガブ:「書名だけは……」

マリア:「なんか語調が気弱じゃのう。さては読んでない?!それはあまりにも無知。でも女史の議論は修辞が多く(ちょっとルサンチマンもあり)難解じゃ。 まずは、ジャン・ダニエルの『キリスト教会史(1)』から読みすすめるのがよかろう。神と取り次ぐ女性(司祭)もかつては存在したのじゃ。もうちと勉強せ い!」

ガブ:「御意っ!」

そ の六月めに、御使ガブリエル、ナザレといふガリラヤの町にをる處女のもとに、神より遣さる。この處女はダビデの家のヨセフといふ人と許嫁せし者にて、其の 名をマリヤと云ふ。御使、處女の許にきたりて言ふ『めでたし、惠まるる者よ、主なんぢと偕に在せり』マリヤこの言によりて心いたく騷ぎ、斯かる挨拶は如何 なる事ぞと思ひ廻らしたるに、御使いふ『マリヤよ、懼るな、汝は神の御前に惠を得た り。 視よ、なんぢ孕りて男子を生まん、其の名をイエスと名づくべし。彼は大ならん、至高者の子と稱へられん。また主たる神、これに其の父ダビデの座位をあたへ 給へば、ヤコブの家を永遠に治めん。その國は終ることなかるべし』マリヤ御使に言ふ『われ未だ人を知らぬに、如何にして此の事のあるべき』御使こたへて言 ふ『聖靈なんぢに臨み、至高者の能力なんぢを被はん。此の故に汝が生むところの聖なる者は、神の子と稱へらるべし。視よ、なんぢの親族エリサベツも、年老 いたれど、男子を孕めり。石女といはれたる者なるに、今は孕りてはや六月になりぬ。それ神の言には能はぬ所なし』マリヤ言ふ『視よ、われは主の婢女なり。汝の言のごとく、我に成れかし』つひに御使はなれ去 りぬ。(ルカ福音書 1:26-38)

鳳凰ではなく天使っ!
左:「おめでとうございます!巫女じゃない御子を宿 られました!」
右「アホ、言え、俺の姿をよく見ろ、このドアホ がっ!」
左:「すみません、二日酔いと日射病でっ!」
右:「以後、1)肌を晒さずベールを被ること。そし て、2)酒は禁止じゃ〜♪ 」
左:「んな、御無体なっ!泣)
【イスラム教とガブリエル】
「★ ユダヤ教、キリスト教から天使の姿はイスラム教にも受け継がれた。アラビア語ではガブリエルはジブリール(アラビア語: جِبرِيل‎[12])と呼ばれている。 ★イスラム教では、ジブリールは預言者ムハンマドに神の言葉である『クルアーン』を伝えた存在である(2章97節等)。このため、ジブリールは天使の中で 最高位に位置づけられている。 ★610年頃、メッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想していたムハンマドは突如金縛りに襲われた。そのとき天から大天使ジブリールが現れ、「誦め(よめ)」と 言った。ムハンマドが「何を誦めと言うのですか」と苦しみながら尋ねたところ、ジブリールはフッと消えていった。この時よりクルアーンの啓示が始まる。そ れから二十三年の間、ジブリールはムハンマドの元を度々訪れてはクルアーンの各章を啓示していった(クルアーン96章など)。 ★有名な「夜の旅」の逸話にもジブリールが登場する。ある夜ジブリールに起こされたムハンマドは、翼を持つブラークと呼ばれる動物にまたがり、天使に導か れてエルサレムへ夜の空の旅に出る(クルアーン17章)。そこでムハンマドは天国と宇宙を訪れ、全ての預言者に出会い、彼らと共に礼拝を行い、その後再び ブラークに乗り、メッカへと戻ってきたという。 ★またハディースによると、ジブリールは624年バドルの戦いにおいて、ムハンマドの率いるムスリム軍と共に反イスラームの戦士たちと戦い、勝利をもたら した。 ★また、ハガル(ハージャル)とイシュマエル(イスマーイール)が飢えと乾きによって死にかけていた時に、彼らのために決して枯れることのない井戸をメッ カに掘ったという(現在でもカアバに隣接しているザムザムの泉のことで、伝説によるとムハンマドより数世代前のメッカでの争乱によって長らく埋められてい たものを、ムハンマドの祖父アブドゥル=ムッタリブが再発見したと言われている)。 ★イスラムの伝説では、ジブリールは1600枚の翼と濃い黄色の髪を持ち、両目の間には太陽が埋め込まれているという。彼は毎日、光の大海に360回入 り、前に進むとそれぞれの翼からしずくが落ち、アッラーフを讃える天使となる。 ★クルアーンを示すために現われた時、彼の翼は緑色で東から西への地平線ほどの長さもあり、足は黄色で、輝く顔の両目の間には「神(アッラーフ)のほかに 神なし、ムハンマドは神の預言者なり」という言葉が刻み込まれていた。」

妊婦ダイエットの巻

ガブちゃん「えらいスリムやね」

のちの聖母「知らんのん?今は妊婦ダイエットのほう が健康な赤ちゃん生まれるんやで」

ガブちゃん「そうですか?わたしゃ、てっきり腹へっ て『フラフラ』アンジェリコだと思いました。

のちの聖母「それは作者!ところで仕事は?」

ガブちゃん「すいません、ご懐妊です!」

のちの聖母「知ってるわ、聖書に書いてある」

ガブちゃん「とほほ、それは言わないはずでは?」

のちの聖母「あほ『妊婦ダイエット』で気づかなあか んでぇ」

ガブちゃん「すみません、もう一度やり直してもええ ですか?」

のちの聖母「ええけど、歴史は繰り返す、最初は荘厳 に、二度めのは喜劇(ファルス)として」

ガブちゃん「もう十分に面白いでっせ!」

のちの聖母「それはイワンの(バカ)。お後がよろし いようで〜♪ 」

【チャカチャンリンチャン〜♪ ——お囃子効果音】

番外・マドンナ劇場「こんにちわ、赤 ちゃん、わたしが、聖母(せい ぼ)ぉぉぉっ〜♪」

番外・マドンナ劇場(読書こそ命!の 巻)

御子:「おかあはん、いま、なに、読んではんの ん?」

聖母:「ちょっと、黙っとき、いま、ええ、ところや ねんから!」

ボッチチェリ

イエス「その水を飲ませてください」

サマリア女「どうして私にそんなことをお尋ねになるのですか?」

イエス「喉が乾いてるからに決まっているやん」

サマリア女「そんなこと聖書に書いていないわ?!」

イエス「ごちゃごちゃ言わんと飲ますのか?飲ませへんのか?」

サマリア女「ぶつぶつ……」(ヨハネ福音書 4:9以下参照)

補足説明:サマリア人女性の困惑顔の秘 密の解明

番外:スナック・サマリアにて……

スナック・サマリアのホステス「私には夫はおりま せ ん」

酔漢「四回も男に逃げられて、今のもDVのヒモや ろ。その通りや!夫やない!」

ホステス「めちゃ当たってるやん!兄ちゃんのこと 預 言者ちゅうたるわ」

酔漢「言うな、恥ずかしいやんけ!」

参照文献:ヨハネの福音書(4:17-19)

Lorenzo Lippiによる。自分の母親に馴れ馴れしく話すイエスのオッチャンに恐怖をいだく子供顔が素敵。イエスに嘘(=対面を取り繕うとも解釈可能)を言っても 毅然とするサマリア女とイエスの顔がともに見応えがある。

創世記におけるオナン異聞

《神とオナンのオープンダイアローグ》

神の声「そこで一人で楽しいことをするオナンよ〜♪ 」

オナン「神よ、も、もうちょっと、まってください、 あと30秒ほどの猶予を!」

神の声「いますぐ返事せんかい!」

オナン「ううううっ! …(スッキリした顔で)は いっ!」

神の声「調子のええやっちゃ! アブラハムにくらべ るとコンプライアンス悪いぞっ!」

オナン「すみません、自制心と節制ないもので……」

(創世記38章)

天使づかいの荒い福音書家ヨハネ

福音書家ヨハネはん、あんた人使い(=天使づかい) 荒いなぁ〜@司書の天使

"St John the Evangelist" by Domenichino (Domenico Zampieri), 1620s

サンタ・カタリナあるいはCIAの焼滅 について

妾はアレクサンドリアのサンタ・カタリナ(Αγία Αικατερίνη η Μεγαλομάρτυς)。ご覧のように拷問マ シンもぶち壊す。宗派を超えたあらゆる被拷問者の守り神。噂では、CIAの職員は就職の時に宣誓の代わりにカラヴァッジォのこの聖画を踏み絵に踏まされる されるともいわれておる。最後の審判の前にはCIAとサンタ・カタリナによる聖戦=ハルマゲドンが起こりすべてのCIAエージェントと管理職は地獄に業火 に焼かれる。



Maria Magdalena's response...

Jesus Christ: "Noli me tangere," but thanks a lot I never forget that night!

Maria Magdalena: You are welcome, one of my good clients. And you have saved me from fu*cki*ng sinful crowd. Great person who saved my life.

砂糖飲料摂るよりも天然重湯で!!!

Doña Maria: ¿Qué queres? Coca ó Pepsi?

José sin barba: Sprite, por fa.

Jesus: Yo también

Maria: ¡Niño! estas son en venta, toma tu atole...

聖アウグスチヌスの信念

息子アウスティン:母ちゃん、おれは今、放蕩し放題やけど、いずれ、教会で偉いやつに出世して、母ちゃんを幸せにするでぇ!!

母モニカ:野望をもつのはええけど、無茶したらあかんでぇ。それからガールフレンドは身持ちの固い子にしときな。美人はあかん。おまえは意思が弱い(アク ラシア)からなぁ。

息子:わかったわ、ほな、ちょっと飲みに行くわ

母:あんた、さっきいったこと忘れているやん(アムネシア)

息子:ごめん、まえからダチと約束してたんや

※今日8月28日は、聖アウグスチヌスのお母さん=聖モニカの日です。画像出典は、Saint Augustine and his mother, Saint Monica, by Ary Scheffer (painting from 1846)

母と子の真摯な対話について—— Dieric Bouts "Virgin and Child" c1465

御子「ちょっと吸い口が小さいのんとちゃうか?」

聖母「ごちゃごちゃ言わんとさっさと吸わんかい!!!」

●ガブちゃん劇場の結論

人類学者「聖母マリアの処女懐胎を後の人が鵜呑みしなかったのは往時も今も婚外子の存在は遍在するからである」

聖職者「処女懐胎の奇蹟が起こるのは空前絶後である」

宗教学者「最初の奇蹟の範型踏襲こそが宗教のマンネリズムであり再生産の極意」

Vittore Carpaccio "Annunciation" 1504 Ca' d'Oro, Venice

カルロ・クリヴェッリ『聖エミディウスのいる受胎告知』 (せいエミディウスのいるじゅたいこくち, 伊: Annunciazione di Ascoli, 英: The Annunciation, with Saint Emidius)は、イタリアのルネサンス期の芸術家カルロ・クリヴェッリによる祭壇画である。主題は受胎告知。祭壇画はマルケ地方の町アスコリ・ピ チェーノにあるSSアンヌンツィアータ (受胎告知) 教会のために、1482年にローマ教皇シクストゥス4世によって町に与えられた自治を祝う目的で描かれた[1]。受胎告知の場面は、大天使ガブリエルが聖 母マリアの家ではなく街頭に配置されているが、こうした公的性格は他の受胎告知の作品には見られない[2]。天からの光線は、聖母マリアが聖霊によってイ エス・キリストを子宮に受け入れたことを表している。左側の奥へと続く閉じた通路と聖母マリアの寝室にある清らかな水のフラスコは、通常聖母の処女性を指 し示す。翼のあるガブリエルは、町の模型を運ぶアスコリ・ピチェーノの守護聖人である聖エミディウスと一緒に描かれている[3]。手前のリンゴは禁断の果 実とそれに伴う人間の堕落を表しており、キューリは復活と贖いの約束を象徴するものである。孔雀はその肉が決して腐らないと信じられていたので、関連する キリストの不死を象徴している。絵画の下部には、教皇シクストゥス4世と地元の司教プロスペロ・カッファレッリの紋章が描かれている 。ラテン語の libertasecclesiastica(教会の自由)は、カトリック教会の一般的な監督下にあるアスコリ・ピチェーノの自治を示す[2]。

The Annunciation, Archangel Gabriel. Jan de Beer, 1520. Oil on panel. 111.5 x 131 cm, Museo Nacional Thyssen-Bornemisza, Madrid

Why is there a cat in an image of the Annunciation?- Annunciation (part) By Lorenzo Lotto





ガブちゃん「処女懐胎のお知らせに参り ました」

聖母「うみ、ごくろうはん、いま、小説のええところなんや、ゴニョゴニョ…」

ガブちゃん「僕の手ゑみてください。なんかフツーとちゃうと思いませんか?」

聖母「知らんがな、後にしといてんか、ゴニョゴニョ…」

ガブちゃん「なんか、張り合いのないオバハンやな?」

聖母「おばはん?そりゃ聞きづてならんな。ナザレのヨセフがいるけどわしはまだ処女やでぇ。そもそもオバハンというのがPC違反やでぇ」

ガブちゃん「そういうのは地獄耳ですね」

聖母「あんた誰にむかって喋ってんのかわかってるかぁ?」

ガブちゃん「すんません、他意はございません」


RENI, Guido, b. 1575, Calvenzano, d. 1642, Bologna)

ガブちゃん「わりとミニマリストや ん?」
生神マリア「シンプルイズベストや」
ガブ「へーー」
マリア「あんたもその変な羽根取ったらどうや?楽になるでぇ」
ガブ「置き配ですので、もう帰ります〜♪ 」

Pesellino (Francesco di Stefano) "Annunciation" c1445 Legion of Honor, San Francisco

カブちゃん「きました」
聖母マリア「りょーかい!!」
ガブ「え?なにも聞かないのですか?」
マリア「聖書に書いてある」
ガブ「りょーかい!!!」

The Annuciation
Miniature
Mayer van den Bergh Breviary
Parchment, 224 x 160 mm
c. 1500

The Annunciation
Artist: Gerard David (Netherlandish, Oudewater ca. 1455–1523 Bruges)
Date: 1506
Medium: Oil on wood

Gerard David was an Early Netherlandish painter known for his brilliant use of color - so vividly seen here.

This panel was part of a spectacular multi-storied polyptych commissioned by Vincenzo Sauli, a wealthy Italian banker and diplomat with connections to Bruges, for the high altar of the Benedictine abbey church of San Gerolamo della Cervara, near Genoa. Taking the placement of the Annunciation within the altarpiece into account, David has altered the perspective and the scale of the figures, since both panels were meant to be viewed from below. In style, the ensemble reveals a synthesis of Northern and Italian artistic modes that perhaps reflect the patron’s ties to both regions

受胎告知の絵画の中でも大天使も鳩も猫 も登場せずミニマリズムでマリア の「予告」を自ら感じる姿(=「視よ、われは主の婢女なり。汝の言のごとく、我に成れかし」)を現した素 晴らしい作品、僕が好きなもののひとつです。
The Virgin Annunciate is a painting by the Italian Renaissance artist Antonello da Messina, housed in the Palazzo Abatellis, Palermo, region of Sicily, Italy. Probably painted in Sicily in 1476, it shows Mary interrupted at her reading by the Angel of the Annunciation. It is painted in oil on panel, a technique introduced to Italy by its artist, who had learned it from North European artists such as Petrus Christus- by thus abandoning tempera technique he was able to produce the finely-detailed works typical of him."The painting was bequeathed to the Museo Nazionale (later, the Palazzo Abatellis) in 1906 by the Cavaliere Di Giovanni, who had purchased it from the Colluzio family in Palermo.

(この画像を使った当サイトのウェブページ→「イヴァン・イリイチの言葉」 「理趣経全文」)

14世紀末に描かれたビザンティンイコン。トレチャコフ美術館所蔵

【ガブリエル入門】
「ガブリエル(ヘブライ語: גַברִיאֵל‎ (Gaḇrīʾēl)、古代ギリシア語: Γαβριήλ (Gabriḗl)、アラビア語: جِبرِيل‎ (Jibrīl)、英語: Gabriel [ˈɡeɪbɹiəl])は、旧約聖書『ダニエル書』にその名があらわれる天使。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと引き継がれ、キリスト教ではミカ エル、ラファエルと共に三大天使の一人であると考えられている(ユダヤ教ではウリエルを入れて四大天使)。西方キリスト教美術の主題の一つ「受胎告知」な どの西洋美術において、彼は優美な青年で描かれる。時には威厳のある表情で描かれることもある[2][3]。 聖書においてガブリエルは「神のことばを伝える天使」であった。ガブリエルという名前は「神の人」[4][5]という意味である。 日本ハリストス正教会では教会スラヴ語読みからガウリイルとよばれている。 キリスト教において、最後の審判のときにラッパを鳴らし、死者を甦らせる天使はガブリエルである。」

「なんだかなぁ〜♪ 」(サン・セバスチャン)St. Sebastian, 1480, by Andrea Mantegna.

リンク

文献


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"女装のガブリエルはん〜♪ ——わちきの研究室の守り神"

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099

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